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 化学の授業についで、地学の授業も受けた。


 物語の世界にはいつも星が出てきて、そして私がいるこの地球も、宇宙の中の惑星ほしのひとつだ。


 でもシンプルに、綺麗だから星が好きだ。


 星は見えない時も輝いているし、深い闇の中にあってこそ、キラキラとまたたいている。


 アタシにはそれが、希望に思えるのだ。


「んー……」


 授業が終わって、アタシは気持ちよく伸びをした。


 本が好き。物語が好き。


 けれど、科学ってアタシに向いてるのかもと充実した気持ちになっていた。

(でもアタシは算数が苦手……故に、数学も物理も向いてなさそうと思っている)


「お昼、食べようほっしーちゃん」


 リディアについて行く。


 Hylabハイラボ-Aquareaアクエリアの通路は、水生生物を飼育していて、岩窟の合間の水槽には、さまざまな生き物が泳いでいる。


「養殖とかもやってるんだよ」


 食堂は、中央にキャンプファイアが燃えていて、石のテーブルと椅子が、ひんやりと思いの外居心地がいい。


 リディアオススメの、ほかほかこまち納豆豆腐ぎばさ丼定食も本ッ当ーに美味しかった。


「アタシ、これ好き!」


 お代わりしたいくらいするすると胃に入っていくし、サイドの鶏肉の麹焼きが染みる。


 運動したし、頭使ったし、ご飯はちゃんと食べなくては。

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