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ピー……ピー……ピー……ピー……
誰かのホログラムモバイルが鳴ってる。
「キュロス君の……」
リディアがリイヤの制服のポケットを指差した。
「これか、あんまりまだ使ったこと無いんだよねぇ」
リイヤはいい奴だと思うけど、まだ暮らしが謎だ。
サブロー直下のみんなと違って、地下基地に住んでるわけじゃないし。
オオカミのような灰銀のウルフヘアーにアンバーアイ。朗らかな性格からただの高校生にも見えるけど、神妙な面持ちは本当のオオカミのようにも見える。
「えっ」
リイヤのモバイルが薄く光っている。
——
「あぁ——……
リイヤは頭を掻いている。
「リイヤ、
「えっ、キッツイな、それ(笑)」
「
リイヤの指が動いた。
「指示はしてくれるんでしょうね?……
リイヤの指先で
灰銀のライズブレスがワープシートに変わる。輝きながら。
「
「あー……怖っ(笑)!帰りたいわー……」
そう言ったリイヤの口元には微笑みが
艦橋が——揺れた
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