白日のショコラ……——昇れ、きりなしの悪夢
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白い光の弾丸——彗星の輝きが、1ミリもブレることなく、
マッターホルンの麓の高原に根付いた、
「やったぁ!!!」
「当たると……思わなかった……」
ほっしーが震えていた。
こんな風に、安全に駆除出来るならば……未来への希望を感じた。
エネルギーを高める瞬間、リリースの瞬間——……シュウジとほっしーの確かな息遣いを感じた。
「凄いよ!ジュン君!!!」
シュウジとほっしーが、まるで仲間を見つめる瞳で、こちらを見ている。
気持ちが高揚する。
「良くやった……」
スピーカーから、緋色の男の声が聴こえる。
「やったわね!♤」
「ジュン君、ファーストミッション完了よ」
アフロディーテ、我がアテナ
美しい連峰に、茜色の夕陽が落ちていく。
涙が出るくらいの……いつぶりかの壮絶な達成感と……同じくらいの痛み——……。
許されない……こんな気持ち……。
吐き気と重苦しさに襲われる。
自罰心が、己が拳を傷つけ、手の平に血が滲む……
「何だよ……これ……悪夢みたいだ」
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