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対象ディストレスはどこ!?」


 右腕も右脚も、左脚も。


 無事!動ける!!!


「一本ないくらいなに!?」


 諦めない!


 動けるんだからアタシは!


 心も凍ってない!!!


 対象ディストレスは攻撃が当たる度にひるんで霧散むさんする。


 アタシの力は意味なくない!


「「アロー」」

「コランダムブレイズ!」


 アタシたちは諦めない!!!


 辛くなるけど!


 苦しいけど!!


 やめたいけど!!!


「押してる!」


 光が闇を覆う、その時まで!!!



「ホッシー!シュウジ!後ろニ飛ンデクダサイ!!」



「マックス!?」


 ヴェル・レイダーへの指示はスターノエルが来るまで待機。


 でもその漆黒の躯体からだは、力を帯びていた。


 その姿に導かれるように、黒いもやがヴェル・レイダーに集まっていく。


「……闇ハドコマデモ続ク」


 そうかもしれない。


「オレノ強サガ敵ヲ討ツ」


 折れそうになるけどでも!

 諦めない気持ちが!


「鳴リ響ケ!」


 光が、共鳴する。


 HyLAハイラの円盤が、闇のもやを照らす。


「ディストレス!!!」


ねずみだ……おびただしいほどの!」


「ファーレン!!!」


「レーゲンシュテルン!!!!!!!!」


 闇の中に、一筋の光……

 宝石みたいな、緑の流星。

 ……雨。

 全てを撃ち抜く、幾億の輝き。



 輝きは、いつか飲まれてしまうかもしれない。


 だけど今、消えていく小さな悪意たちディストレス


 

 

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