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秋風吹く月夜——。
シュウジは
けど想定していたはずだ。伝えてくれているはず……
アタシは
「「
「僕の」
「私の」
「……俺のッ」
通信機に、声が響く……
「「「力を光に変えて」」」
傍に居なくても、存在は消えない。
「「「降り注げ!!」」」
心は、消えない……!
「「「ディストレス!!!」」」
「「「バーキング!!!!!!!!」」」
「「「アローー------!!!!!!!!!!!!」」」
満月の夜、儚げな
強く、生まれ変わるために。
後には黄金の別世界みたいな光景だけが残り、しばらく涙を流した。
「お疲れサマ~☆☆☆はいはい、お団子食べて食べて~☆☆☆」
家に帰ると、ちゃぶ台いっぱいのお月見だんごが
きび入りの黄色いお月見団子。みたらしで食べる。姉妹とシュウジで作って待っててくれた。
出来ることをやれば、祝宴を楽しんでいいと思う。
アタシは月夜を楽しみながら、気づかなかった。
サブローの哀しみに。
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