雪原の大華……――巻き起こせ、天の奇跡
37
「行ってきます」
「「「行ってらっしゃい」」」
旅に出る。
昨日、
それに、本当なら高校生の
そんなに早く大人にならなくていいのだ。
もともと旅が好きな
下の階のお母さんだけじゃなくて、
存分にリフレッシュしてくればいい。
頑張ったのだから。
アタシは旅立つ
「シャケと上のお姉ちゃんの卵、入ってるんでしょうね?」
「当たり前でしょ」
そうして
「ライズブレスは持って行ってくれたよ……」
眩しそうに見送りながら、サブローが言った。
「……今朝は来るの、遅いじゃないですか」
アタシはサブローに言った。
「水入らずがいいかと思ってね」
カンカンカン………とサブローがアパートの階段を上がって行く。
先に行かないで貰えますかね!?
「っていうか、ライズブレスって何ですか?」
アタシはちゃぶ台にサブローの分のおにぎりを置いた。
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