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「うまい!!!」
サブローは野沢菜と卵のおにぎりを両手で頬張って、涙を流している……かどうかはサングラスでわからないけど、なんだかそんな声を出した。
「いや、シュウジに聞いたんで」
シュウジは何故か、誰の好みもすでに知っていたりする。
「味噌汁と合~う~」
確かに、おにぎりとお味噌汁って異様に合う。
からあげもあれば最高なんだけど、うちではからあげを揚げられる人はいなかった。残念。
「で、ライズブレスってなんなんですか?」
「ん!?」
おにぎりに夢中過ぎるだろ!サブローよ!!!
「ごめんね、
あぁもう勝手にしてクダサイ。
「え、でもそしたら、
「……本人が希望したんだ。……お兄ちゃんですから。って」
サブローが味噌汁を
「ミカ。ちゃんと、どうしてもピンチな時だけで大丈夫って言ったよ。写真沢山送ってね、って。」
母、グッジョブ!
休み中も前みたいに乗られたら、意味がない。
「まぁ、君たちもこれまでどおりで構わない。これを見てほしい」
サブローは黄色のライズブレス……?をちゃぶ台に三つ置いた。
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