【新たな悲劇】
(ツクツクホーシ、ツクツクホーシ、ツクツクホーシ…)
次の日の午後2時過ぎであった。
この日もまた、猛暑日であった。
前日、健一郎があつこのかたきを
あの様子だと、健一郎がボウキョに出る恐れがある…
家に戻ってきたあつこの
要介護度4と判定されたトメは、周囲の助けがなければ生きていくことができない…
重病の家族を抱えているのに、
家庭崩壊が現実味を帯びてきた…
この先、どうすればいいのか…
ところ変わって、
大広間にかおると
だから、かおるの
健一郎が幸せになれるようにと思って
健一郎は、幸せになれなかった…
再就職するためにシューカツ等をしたのに、不採用ばかりがつづいた。
そしてその末に、
かおるからことの次第を聞いた
「健ちゃんが…
「健ちゃんは、あつこをかたきを
「あつこちゃんのかたきを
「よくわからない…」
「どうしよう…」
「失敗した…大失敗した…」
「
「こんなことになるのであれば、長男夫婦の家に移ればよかった…」
おそいわ…
「話かわるけど…きょう…
「不名誉免職…」
「ええ…」
「思いあたるフシはあるの?」
かおるの問いに対して、
かおるは、心配げな声で
「ほんとうに思いあたるフシはないの?」
「(むきな声で)ありません!!」
「主人は、
「うちも、健ちゃんが幸せになれるようことをはげみに県病院に尽くした…それなのに…健ちゃんは幸せになれなかった…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
かおるに対して見苦しいいいわけをならべまくった
かおるは、ものすごくつらい表情で
「うちが全部いかんのよ!!うちがナマクラだから健ちゃんがすさんだのよ…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
かおるは、ものすごく困った表情で
時は、夜8時55分頃であった。
ところ変わって、松山市三番町にある八坂公園にて…
「むなしいよぅ…むなしいよぅ…」
「よしよし…つらかったのね。」
「子どもたちにきらわれた…会社をなくした…家に帰るのもイヤや…」
「よしよし…」
このあと、
ところ変わって、身障者用トイレの中にて…
その後、ふたりはより激しいキスをかわした。
「ん、ん、ん、ん…」
「ん、ん、ん、ん…」
それから2分後に、
そして、
それから240分後…
「ああ…(人妻)…」
「ああ…
ふたりが求め合う声は、トイレの外からも響いていた。
そして…
(バーン!!)
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
トイレの中にいるふたりは、より激しい叫び声をあげたあと倒れてしまった…
ふたりは、トイレの中で
ふたりが亡くなった時、身元が確認できるものを所持していなかったので、ケーサツは身元不明の男女がトイレ内で
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます