【今ごろになって何を言ってるのだ!!ふざけるな!!】
時は、6月8日の夕方4時半頃であった。
ところ変わって、
デスクの上に、大量の書類が置かれていた。
この最近であるが、自分勝手な申し出の書類が目立つようになった。
男性従業員さんの
挙式披露宴の費用で足が出た(不足した)から少したしてください…
気持ちがしんどくなったから、休職させてください…
……………
なんじゃあいよんぞ!!
どいつもこいつもグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダグダ…
この時、男性従業員さんの
このあとも、
そこへ、総務の人が書面を取りに来た。
総務の人は、
それを聞いた
「なんやオドレ!!今なんて言った!!」
「ですから、従業員さんの
「あれは
「
「
「ウソじゃありません!!本当ですよ!!」
「だまれ!!だまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだまれだーーーーーーまーーーーーれーーーーーーーーー!!オレがだめと言うたらダメだ!!」
ブチ切れた
その後、
時は、夜7時過ぎであった。
ところ変わって、
大広間のテーブルの上には、高級食器類がたくさんならんでいた。
ダイニングキッチンには、エプロン姿の
この時、
しばらくして、大広間にかおると健一郎と
かおるは、過度にやさしい声で健一郎に言うた。
「はーい、健ちゃん帰ったわよ。」
「(健一郎、コンワクした表情で言う)えっ?」
「きょうの夕食は、
健一郎は、ひどくコンワクした声でかおるに言うた。
「ぼく、家に帰ります。」
かおるは、つらい声で健一郎に言うた。
「どうして?」
「おかーさんが家で帰りを待っているんです。」
(ジリリリリリン…)
この時、黒のダイヤル式の電話機のベルが鳴った。
かおるは、やさしい声で健一郎に言うた。
「ああ、健ちゃんのおかーさんから電話かもしれないわよ…おばさんが出るね。」
かおるは、受話器を手にしたあとお話をした。
「もしもし、
電話は、
かおるは、
受話器を受け取った
「はい、代わりました…榎戸はわたしですが…私は、健一郎くんと
受話器ごしにいる
「榎戸さま!!きょうは榎戸さまに不満があるのでお伝えいたします!!…すみませんけど、ゴハイリョ願います!!」
「ゴハイリョ願います?…それはどう言うことでしょうか?」
「(ものすごくあつかましい声で言う)ですからゴハイリョ願いますといよんよ!!」
「(榎戸、困った声で)ゴハイリョしてますよ…」
「(ものすごく怒った声で)辞書ひらいて『ハイリョ』の意味を調べなさいよ!!」
「いや、辞書引かなくても意味は分かりますよ〜」
「あんたいいかげんにしなさいよ!!
「分かりますよ〜」
「分かったような口で言わないでください!!
(ガチャーン!!ツーツー…)
ガチャーンと切られた
なんで…
なんでワシが怒鳴られなきゃいかんのだ…
ワシらは、
それなのに…
ゴハイリョ願いますって…
どう言うことぞ…
わけが分からん…
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