【永久失格】
次の日の午後3時過ぎのことであった。
ところ変わって、
デスクの上には、書面が大量に積まれていた。
社内会議で決まった議案…
営業の担当責任者が
総務部長の
営業の○○くんの出産祝いの祝い金お願いします…
…………
どいつもこいつもグダグダグダグダグダグダグダグダ言いやがって…
自由と権利ばかり主張することとアフターファイブの時はいっちょ前のくせに…
勤務態度は極力悪い…
うちの従業員たちは、なまくらばかりだ!!
さて、その頃であった。
またところ変わって、
大広間のテーブルに、かおると
ダイニングキッチンにいる
「先週の土曜日の夜、雄一郎が怒鳴り声をあげながら家の中で暴れたことについては、
かおるは、おだやかな声で
「先週のことはもういいのよ…それよりも、雄一郎さんと嫁さんがなんで健ちゃんの
かおるの問いに対して、
「実は…
「ものすごくめんどいことを頼まれたって?…頼んだ家は、どこの家のものかしら?」
「嫁の
「その、
「どなたって…先輩さんのコネよ…先輩さんが岡山県内の私立高校のスイセン入試の時に、ガッコーに水仙(の花)を持ってお願いに行ったのよ。」
スイセン入試の『スイセン』の漢字がちがいますよ〜
それと、スイセン入試の意味がぜんぜん違いますよ~
……………
話は変わって…
かおるは、つらい表情で
「話かわるけど、問題の
八重は、ものすごく言いにくい声でかおるに言うた。
「39歳と6ヶ月よ。」
「39歳と6ヶ月…
「独身ですけど…」
かおるは、ものすごくあきれた声で
「
「だから、
「(あきれた声で)不幸ごとがたくさんあったと言うけど…」
「13年前にお見合いをして結婚する予定はあったのよ…だけど、挙式披露宴の3日前に
かおるは、ものすごくあきれた声で
「もういいわよ…話は分かったけど、
「どうしてよ?」
「よくないわよ…不幸ごとがつづく家の娘は健ちゃんのお嫁さんにふさわしくないわよ…」
「だけど、
かおるは、なさけない声で言うている
「あのね!!この際だから言わせてもらうけど、
「できたらそうしたいわよ…だけど。
かおるは、ものすごく怒った声で
「どんな理由があってもダメ!!…
「分かってるわよ…うちも40過ぎで健ちゃんを出産したから…育児と
「分かってるのであれば、健ちゃんのお嫁さんは
「だけど…」
「ますますはぐいたらしいわね!!もういいわよ!!あなたたちが健ちゃんの結婚に消極的になっているから、うちらが全部だんどりを進めるから…」
かおるは、ものすごく怒った声で健一郎と
かおるからどぎつい声で言われた
ダイニングキッチンにいた
時は、夕方6時過ぎのことであった。
またところ変わって、イオンモール今治新都市のさざなみコートのすぐ近くにあるスタバにて…
家出中のあつこは、中学時代のなかよしのコと一緒にドリップコーヒーをのみながらお話をしていた。
なかよしのコは、困った声であつこに言うた。
「あつこもいろいろとつらかったよね…それで、
あつこは、ものすごくつらい声でなかよしのコに言うた。
「行ってないわよ…と言うよりも、
なかよしのコは、あきれた声であつこに言うた。
「そうなることが分かっているのに、なんで制度を利用したのよ?」
あつこは、ものすごくつらい声でなかよしのコに言うた。
「あの時、他に方法がなかったのよ…(3年のときの)タンニンから『偏差値が極力悪いから、
「困ったわね…」
あつこは、ぐすんぐすんと泣きながらなかよしのコに言うた。
「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…
この時であった。
スタバのすぐ近くにあるタオル美術館の前に
あつこからツウレツな言葉を言われた
オレは父親失格だ…
オレは…
あつことてつやの父親失格だ…
オレなんか…
いない方がいいんだ…
その日の夜遅くだった。
(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー…)
山方町の方で家事が発生した。
火元は、
健一郎の結婚相手を変えてくれと言う話は、これで立ち消えとなった。
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