第49話 【番外編】実行犯のデコイコントロール。

ステラとミーナの関係ですね。

会話ベースでふんわりお届けしております。


ご興味がおありの方はどうぞ(^^)、



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


実行犯(ステラ)のミーナ・コントロール劇場。





▼ある日のステラとミーナ。




「ステラ!みて!みて!あの人!(第一王子派貴族)すっごくカッコいい!ミーナお友達になりたいっ!」



「…駄目だよミーナちゃん!彼、顔は良いけど…実は、酷い水虫を患ってるの。…近寄ったら移っちゃうよ…ミーナちゃんの足も水虫だらけに…」



「うぇっ!?そーなの!?怖いっ!」



「うん。だから、近寄らない方が良いよ。

…それより、ほら!あっちの彼(第二王子派)なんて格好良いんじゃないかな?彼は凄く勉強が出来るらしいよ」



「え!本当だ!格好良い!ミーナお友達になりたい!」



「良いんじゃないかな、ミーナちゃんとお似合い…もしかしたら運命かも…」



「本当!?やったー♪教えてくれてありがとステラ!ミーナあの人と仲良しになってくるねー!」






▼またある日のステラとミーナ。




「ステラー!お菓子持って来たよー!可愛くミーナっぽく、お仕上げよろしくー!」


「…うん、わかったよミーナちゃん。…ミーナちゃんみたいに、可愛く仕上がるように頑張るね?」


「えへへ!ありがとー!ステラだーいすき!」


「……私もだよ?」


「わーい!」





▼またまたある日のミーナとステラ。




「ねーステラ!あの建物(3学年別棟)なーに?」



「…あ、あそこはね、実は昔たくさんの人が死んじゃったの…。だから、とっても怖いお化けがたくさん出るんだって…ミーナちゃんには近寄ってほしくな…」



「わーん!ミーナお化け怖いよー!」



「絶対近付かないようにしようね!」



「うん!ミーナわかった!絶対に行かない!」






▼△▼






▼アレクシス殿下に会いに行く時の、イリスとミーナ。




 -3学年別棟に向かう道中。-




「だめっ!イリス!ミーナそっちにいけないっ!」



「?……どうしてだい?」



「だって、そっちはお化けが出るって……ミーナお化けが怖いの…」



「…………。…大丈夫だミーナ嬢」


「お化けなんて居ない…。


 それに、たとえお化けが居たとしても、出てくるのは日が暮れてからじゃないかな?


 …日が暮れる前に帰れば大丈夫だ」




「…そっか!イリスってば頭良い!格好良い!」



「…ハハ、ありがとう…さぁ、行こうミーナ嬢」



「うん!アレクシスでんか楽しみぃー♪」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る