第2話 アメリカにほうじ茶ラテがいた
ごきげんよう。
ここからは、2023年1月15日の私の日記。
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なんだか最近日本が恋しい。
最近日本のYouTubeばかり見てたからか、次の帰国の予定が決まってないからか、理由は自分の中でわかっていないけど、とにかくちょっと寂しい感じがする。
そんなこんなで天気も良くないし、あまりにも泣きそうなくらい心細かったので、日本から買って持ってきた「ニューヨークで考え中」っていう漫画本を開いてみた。
アメリカで暮らす日本人女性の作者が主人公の漫画で、辛くなったら読もうと思って、本棚にしまっておいた。
だから満を辞して読んだことになるんだけど、これがめちゃくちゃにあったかい。ほっこりするし、共感することばかり。
今の私に絶妙に寄り添ってくれて、今すぐファンレターを送りたいと思ったほど。
「私も何かを成し遂げなきゃ」
「キャリアを止まらせたくない」
そういう焦る思いと、日本に帰れない寂しさでいっぱいいっぱいだったことに気付いた。
毎日何かを成し遂げる必要なんてなくて、特別なことなんてしなくてもいいのにね。
だから今日は、とにかく頭を空っぽにして遊ぼうと思った。
夫(ボブ/日本人)を誘って海沿いを散歩して行ってみたかったカフェに行くことにした。
海沿いを気持ちよく30分歩いて、お目当てのカフェに到着。
何を飲もうかな〜なんてメニューを見ていたら、まさかのあいつを発見。
「ほうじ茶ラテ」!!!!きゃー!!!
アメリカで初めてお目にかかります。
「抹茶ラテ」は大抵どのカフェにもあるんだけど、「ほうじ茶ラテ」はいつも無いんだよね。
すぐさま注文。
店員さんが雑に作ってくれた。(アメリカの省エネ接客って大好き)
いざ飲んでみると、とても美味しい。これは美味しい。以前日本のスタバでめっちゃ飲んでたほうじ茶ラテすぎる!!
今日の私に沁みた。
運命論を割と信じるタイプなので、日本を恋しく思って心が弱っている時に、こうしてほうじ茶ラテにたまたま出会えたことが奇跡に思えた。
気張らずにただただ毎日の生活楽しんでみたら?ってそう言われてる気がした。
住んでいるエリアで唯一見つけたほうじ茶ラテ。絶対に撲滅させてはいけないので、このカフェに今後通うことを決めた。
うん、今日もこうして苦い毎日ながらもちょっと甘さを見つけられたね。
今日の一言:アメリカ人が傘をささない理由を納得いくように誰か私に教えてくれ。
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