第15話 因縁の再戦
テオとフィアが神技会に入ってから1ヶ月がたった……
「はーい今日は他のクラスとの合同実戦がある、引き締めていけよー」
「おいテオ!今日合戦だってよ!楽しみだなー!……おい聞いてんのか?」
「ん……あぁ聞いてた聞いてた…。合戦がある…だっけ?」
「お前最近疲れてるよなー。神技会ってそんなブラックなの?」
「まぁ…それもあるけど……てかどことやるとか言ってた?」
「えっと……1組!」
「1組って…もしかしてコバンがいるところか?」
「そうだな!いやーまたコバンとの戦いが見れるなんて楽しみだぜ!」
「はぁー?いやいやそんな実戦相手なんてランダムなのに俺がコバンと当たるわけないだろうが!」
─────────
「よう……お前を潰せる日を待ちわびていたぜ。」
(なんでこう俺は運がないかなー!!)
ランダムで対戦相手を決めた結果、テオはコバンと対決する事になった。
「あの日の怨み…ここでお前を潰す!」
「…なぁ…コバン、話があるんだが…」
「やばー、テオも運がねぇなー?」
「テオ君なんかすごい恨まれてるけど大丈夫かな?」
遠くからテオとフレイが見ていた。
「…その提案に乗るのはこの戦いが終わった後だな」
「そうだな…じゃあいくぞ…!」
コバンは
それはまるであの日の続きのような戦いだった。
「お前…前より斧の速度が早くなったな」
「お前こそ前より動きに合理性があるぞ」
ガギィン!ガギィン!!
両者1歩も譲らない戦いがそこにあった。
「俺は長期決戦にむかないのでね…ここで終わらせて貰う!」
「
コバンはその巨大な斧からは想像も出来ない速さで4連撃を放った。
テオはそれを全て受け流した。
「確かにお前は強い…だが俺はお前を越える!」
「
テオはコバンを上回る7連撃の技を放った。
コバンの体勢を崩し、切り刻んだ。
「……やはりお前の強さは規格外だ…」
「…そんな事はない。俺はちょっと先輩に稽古をつけてもらっていた…だからお前を越える事ができた。」
「…お前の提案…考えておこう…」
そしてコバンが回復室に運ばれるのを見ていると、ジアとフレイが来た。
「おい!ずっと見ていたけどよ!お前達凄いな!!」
「おまけにまたコバン君に勝っちゃうなんてね!」
はしゃぐ2人を見ながらテオは言った。
「やっぱり、あいつは強かったよ。」
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