第14話 神々の提案
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「…お前ら聞くところによると同棲してるらしいじゃねぇか。何?兄弟なの?」
「いえ…元々フィアも俺も孤児院にいたんですけど、エス爺…エストさんに引き取られて同棲してます。」
「へぇー…そのエス爺っていう奴に武術とかを教えて貰ったから同じような戦い方なんだな」
「いやお前らは他の奴らに比べて強いと思うんだが、どーも短期決戦に向かない戦い方でな」
「んで話を戻すが、俺がお前に戦い方を教えるからお前が神技会を潰せ」
ソフィオは怪しい笑みを浮かべながら言った。
「はぁ…でも何で俺に神技会を潰させるんですか?ソフィオ先輩がやった方が早いと思いますけど」
「いや俺が潰したらこの学校仕切んの俺になっちまうだろうが!」
「俺はめんどいことは嫌いなんだよ!」
なんて自己中な先輩なんだ…と思いながらテオは聞いていた。
「まーお前が神技会を嫌う理由は分かる。実際に俺のダチも決闘に敗れて退学…なんてことザラにあったからな。」
「ま、提案を受け入れるも蹴るもお前次第だ。また聞きにくるわ」
「まって下さい」
「その提案乗ります!俺に戦い方を教えて下さい!」
「っしゃア!!そうと決まれば今から特訓じゃア!!」
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(…もう…いいかしら)
1通り校内を回り終えたフィアは会議室に戻ろうとしていた。
「…フィアさん。今よろしいでしょうか。」
「…またですか?今度は何?」
2人は移動し、教室の椅子に座って話した。
「……以前あなたは3対1の決闘をしていましたね。」
「私はそれを見ていました。」
「確かにあなたは1年生の中でもトップクラスの実力を持っています。」
「しかし神技会としてはまだまだあなたには強くなって貰わなければなりません。」
「そこで提案なのですが、私の弟子になりませんか?なれば私の知り得る知識を全てお教えしましょう。」
「…あんたが私を弟子にするメリットがよく分かんないんだけど…」
「…まぁ色々教えて貰えるなら…その…」
「よろしく…お願い…しま…す」
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「ラーレ先輩~。あの2人大丈夫でしょうか~?」
「うん。上手くやってくれてると思うよ…」
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