第2話 お知らせ

月城が持ってきたプリントは普通に使われているような紙で遠目から見ると別に違和感は感じなかった。ただ書いてある内容は不思議なものだった。


『お知らせ

皆さんこんばんは。私はここを管理しているものです。まあこんな感じで自己紹介をしても意味ないと思うので早速本題に入りたいと思います。

これから皆さんにやってもらうのは脱出ゲームです!

まずはルール説明。今から皆さんにはここから脱出してもらいます。制限時間は無制限ですし食料だったりっていうものはこちらで毎日届けるので心配はしなくても大丈夫です。

まあ脱出するってことの意味はご自由に受け取ってもらって大丈夫です。

シナリオは用意しようと思ったんですけどめんどくさいんでやめました!まあシナリオがあってもなくてもやることは変わらないですし大丈夫でしょう。

最期にそこには何匹が私の友達を放しておいたのでかわいがってあげてください。

それじゃ皆さんの形が残っていることを期待しています』


「どういうことだ?」

「脱出するってそのまま帰ればいいだけだろ?」


ってことでみんなで帰ることにした。ここにいるのは2年生15人だけ。とはいえこの人数で行けば何かあっても大丈夫だと思う。

そういうことでいつもは別々で帰ってるけど今日はみんなで帰ることになった。まあもう帰ってもどうせ遅いしどうでもいいけど。


皆着替え終わったしもう時間も遅いので寄り道もせずに帰ることにする。校門の外を見てみてもいつもとは何も変わってないように感じる。

やっと帰れると思ったその時悪寒を感じた。俺の感覚はよく当たる。これはよくない感じがする。


「皆待って!」


ただもう8人が校門を出てしまっている。その8人は気にも留めてない様子で帰ろうとしていた。


「どうしたんだ?早く帰っ・・・!?」


その時彼らの下から大きな口が出てきて次の瞬間彼らはいなくなっていた。


「おい・・・みんなどこ行ったんだ・・・」


あとがき


皆さんこんばんは、クララです。そろそろ書いている作品が完結してしまうので新しいものを書き始めました。

今回の作品は初めてのホラーとなります。

まだ本腰を入れることはできないので不定期に更新になってしまいますがよろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る