学校は飼育ケース

クララ

第1話 部活

俺の名前は皇信哉すめらぎしんや。野球部に所属している中学二年生だ。クラスではふざけてばかりだがこれでもクラスの副組長で部活の副キャプテンをやっている。相変わらず6時半までやっている部活にうんざりしながら今日のスケジュールをたてる。

このあと着替えたりいろいろしたら7時15分ぐらいには最寄りの駅につけるだろう。そして帰ったら8時ぐらいにはなる。


はぁーー。いつものように何もできずに一日が終わってしまう。ここ最近は学校に行って部活をやってそのまま部活をして終わりという一日を過ごしている。正直やめてしまいたいと思うことも多々ある。ただ一応にも副キャプテンなのだからやめられない。

なんて考えていたら部活はもう終わりのようだ。やっと帰れる。それにしても本当に疲れた。


着替えようとラウンジに行くとなぜか封鎖されていた。

なんだよ。めんどくさいな。

でもここを封鎖されると着替える場所もない。結局顧問の先生にいって教室で着替えることになったが時間をロスしてしまった。

まあもう急いでも意味もないしゆっくり行くか。

ということでみんなと談笑しながらゆっくりと着替えていた。

そのとき


「テステス、マイクテスト」


いきなりの放送にみんなびっくりしているようだった。それにこんな遅い時間にここに残っているのは野球部と先生たちぐらいだ。先生の呼び出しの可能性もあるが少し違和感を感じる。ざわざわしている教室に次の放送が響いた。


「皆さん、こんばんわ。突然ですいませんがあなたたちは選ばれてしまいました。ということでここから脱出できるように頑張ってください。詳細は掲示板に貼っておきます。それでは皆さん頑張ってください」


放送は止まったが誰もしゃべり始めなかった。


「みんなとりあえず着替えて先生に話を聞こう」


キャプテンの月城馮河つきしろりょうががみんなをまとめようとする。幸いここにいる全員がいたずらの類だと思っているのでその指示は混乱もなく通っていった。俺も少し不穏な感じはするけどまあ事故だと思っていたので焦ることもしない。


「俺が先生に話を聞いてくるからとりあえずここにいて」


キャプテンと数人の部員が先生を探しに行った。もともとこの野球部はみんな仲がいい。みんな何もなかったかのように談笑していた。

そうこうしているとキャプテンたちが帰ってきた。ただ顔色はよくない。何かあったのかな?


「先生たちがいない。それにこれが掲示板に貼ってあった」


彼が持っていたのは一枚のプリントだった。


あとがき


皆さんこんばんは、クララです。そろそろ書いている作品が完結してしまうので新しいものを書き始めました。

今回の作品は初めてのホラーとなります。

まだ本腰を入れることはできないので不定期に更新になってしまいますがよろしくお願いします。

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