エピローグ 仕事は給料だけじゃなくやりがいで選べ
「乾杯!」
ここは都内のある居酒屋olf部隊最後の任務を終らせた隊員たちが集まり、飲み会を開いていた。
「ついに終わったな!」
隊長は相変わらず元気だ。
「ところで田楽、お前は今回の活躍を讃え、次にこのような部隊を作るとき、隊長に就任させると上層部が。」
「隊長ですか…」
それを聞き、酔ってきた皆は「よっ!田楽隊長!」などと言っている。たしかに悪い気はしない。そこで隊長が耳打ちしてきた。
「隊長はな、給料も相当良いし、やりがいもある最高の階級だぞ。」
おお、たしかに良いかもしれない。そんな中、酔ってきて人格が不安定な澄通が話しかけてきた。
「隊長になれるなんて羨ましいな!頑張ってな。」
最初の一言は納谷っぽいが最後のは澄通か?納谷にしては少し柔らかい。そんなことを考えていると酔った歌鍋が声をかけてきた。俺はあまり酔っていないが皆酔いすぎじゃないか?
「田楽さん、俺も今回活躍しましたよ〜?」
「ああ、そうだな。」
「そうですよね!」
歌鍋はおぼつかない足取りで去っていった。こうして皆と会うのもこれが最後なのかと考えると感慨深い。また≪door≫が開くなんてことは無いだろう。だが、また皆とは会いたい。戦いを通して、俺は少し成長できたと思っている。統率力が身にについたかもと思っている。
ただ、今の俺の願いはただ一つだった。
「今のような当たり前の平和が続きますように。」
あとがき
これで完結です!(番外編を除く)
コメントでの意見、感想お待ちしています!
続編も好評だったらやります
ただ、自分では終わり方にあまり満足していないので、次回作や続編では自分自身も納得できる結末にしたいです
door 月簡 @nanasi_1
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