大規模作戦編
大規模作戦前日 用事の前の夜寝れないと次の日支障が出る
3月中旬の午前9時、隊長の声が響く。
「明日は、前々から予告していた大規模作戦の日だ!各自もう帰っていい!体を休めるなり、訓練したり、明日のために有意義に過ごすように!」
大規模作戦とは何かは俺も知らされていない。どんな作戦だろうと考え始めた瞬間、
「な〜に考えてんのっ?」
と声をかけられた。俺に声をかけてきたのはすーさんこと
「あっ、すーさん。いや、どんな任務かなと思って。」
「あー、たしかに気になるよね…。ウッ………」
突如としてすーさんが頭を押さえ始めた。その様子はまるで中二病患者のようだ。これはすーさんの人格が変わるときの合図的なもので、残り2つの人格のどちらかに切り替わる。
「大丈夫ですか?」
「おう!私は大丈夫だ!」
ああ…。面倒な人格に変わってしまった。この人格は
「じゃあ私は帰えるからな!帰って明日まで寝る!」
「あ、じゃあまた明日。」
ここで納谷に「今から寝るの?」などと言ってはいけない。怒り出す可能性があるからだ。あんなタイプな刺激しないのが一番だ。
早く帰りたい俺はバスに乗り込んだ。隣りに座ってきたのはolf部隊唯一の女性隊員(納谷を除く)である
「八瀬さんも帰るんですか?」
「まあね。帰って趣味のゲームをやるんだ。」
「八瀬さんもゲームやるんですね。今度一緒にやりません?」
「ああ、いいよ。」
この部隊で堀本さんはゲームが趣味とは聞いていたが八瀬さんもゲームをやるとは驚きだった。そんなことを話しているうちに俺の家の付近のバス停に到着した。
「じゃあ俺はこれで。また明日の任務で。」
「じゃあね〜。」
やっと家についた。これから何をしよう。まず食事をして、ゲームをやって、アニメをみて…作戦前日というのに緊張感がない気もするが仕方ないな。心と体を休めたい訳だし。
数時間後
眠れない。明日の
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