番外編2 12月は任務でできている

――日記 12月18日――

 異動となってから2ヶ月がたち、任務にもなれてきた。今月ももう中旬だが、ほとんど連続での任務が多く、疲れている。やっと一息つけると思うと…ジリリリリリとベルが鳴り響く。日々は任務でできていると言っても過言ではない。

 仕事に慣れてくるとサボろうとする者もでて来る。自分も例外ではない。10月に初めて目撃した鳥にも、俺は名前をつけた。ブラックバードだ。いかにもありきたりで、かんたんな名前だが、名前があるだけで親しみと愛着が湧く。だが、ついこんなふうに言ってしまうと…

「ブラックバード倒しました!」

 するとみんなは「ブラックバード…?」となり、任務が終わったあと仲間にいじられることになる。

 そして俺はその過ちを繰り返す。おかげ鳥のことをブラックバードと部隊内で呼ぶようになってしまった。

 同じくして10月に戦ったオオカミのような獣。俺はあいつをグレータイガーと呼んでいた。おかげで呼び名は定着した。

 何やら近々大きな任務があるらしい。不安だ。だが世界を守れる?のはとても頑張れる。


あとがき

ここで登場した名前は今後でも使われます。自分のネーミングセンスがないため、こんなことになっています。そこは温かい目で見守っていただきたいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る