第3話 私の決心
ある朝、母が私を起こす声で目覚めた。
「アイ~! ご飯よ~!」
もうちょっと寝ていたい気もするけど、遅刻するわけにはいかないので、ベッドから這い出る。
食卓には、お父さんとお母さんと私、三人分の朝食が用意されている。
私は、朝食を食べながら、ある計画について考えていた。
よし! 今晩実行しよう!
そして、私は学校に向かった。
* * * * * *
今日も一日、疲れて帰宅した。
食卓には、ケーキの箱が置いてある。
「ケーキ、食べていいからね」
母の声が聞こえる。
箱には1つのショートケーキが入っていた。
マナやメグミの分は、母はもともと買ってきてない。
私は、ケーキを食べた後、英語の勉強とピアノの自主練に取り組んだ。
そして、夕食。
父は帰りが遅いので、母と二人での食事だ。
いつものことだが、会話はない。
私は、母との無言の夕食に慣れてしまっていた。
しかし、今日は一言だけ、母からの言葉があった。
「明日、先生のところにいくからね」
「うん。わかってるよ」
それきり、私も母も黙ってしまった。
夕食が終わり、私は部屋に戻る。
私は決心していた。
今日、私は、姉のマナとも、妹のメグミとも別れるのだ。
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