悪魔の装置

@k0905f0905

第1話

「ねぇ、このホテルにしようよ」

禿げ上がった中年男が肩を抱いた

女子高生に囁いた。

「でも」

「いいから、いいから。ねっ、お小遣いは

タップリ弾むからさあ」

「ええ」

女子高生は明らかに嫌そうだ。

「さあ、入った、入った」

男が女子高生をホテルに押し込んだ。


「よかったよ」

男がそういうと、女子高生はベッドの上で

泣き出した。

「ウウッ」

「どうしたんだい、痛かったのかい?」

「ウウッ」

「困ったな。ネッ、五枚払うから泣き止んでよ」

そう言ってから男はその場で突然に消滅した。

「ヒッ,ヒィ」

女子高生もそういうと、その場から消えた。


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