生きゆく人へ
誰かが今、ただ生きている。それだけで、涙することがあります。
全ての生物が、植物が、虫たちが、自らの生を全うし、誰もが死にゆく。
それだけで心臓が痛くなり、嗚咽が止まらない夜があります。
生きゆく人へ、私が最期にのこしたい言葉が、少しだけあります。
どうか自らを責めないで。
自身の幸せを、心から喜んで。
どうかあなたの苦しい夜が、つらい日々が、
柔らかいパンや透き通った水、生き物のあたたかさで、少しでも癒されますように。
涙する夜は、あなたの美しい心です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます