第15話見えない壁があったみたいで
付き合って8年過ぎたのに大仏さんは家に連れて行ってくれない
お母さんと一緒に住んで居るとは言っていたが何年か前にお母さんは家を出てお姉さんの近くで暮らしているらしい
元旦那が亡くなったという事で彼の行動が少しづつ大胆になりだしたような気がする
車ですれ違うと手を振る
自分が担当先が変わったからって店の前を通る度私の車を確認するのはやめて欲しい(従業員駐車場が1番目立つところになったのもおかしい話だけど)
その年の夏
夏休み終わる前に子供たち連れておいでって誘われた
家の場所わからないんだけど💦って思ってたら地図を書いてくれた
わかりやすいような分かりにくいような
途中で曲がるのを間違えなければつけるはずだよって笑うけど
ナビで行けるかな〜
長女は家から近いコンビニでアルバイトを始めていたからその仕事が終わるのを待って行く事にした
私は午前中仕事をして買い出しして一度彼の家に行く事になっている
色々準備して迎えに戻ることになっているのでなかなか忙しい
買い物などをして彼の家に向かう
彼の家に着いて荷物を片付けようとしていたら思い切り後ろから抱きしめられた
「なに⁉️」
「今日の夜できないから抱きたいな」
「こんな昼間から何言ってるの」
「芽茄ちゃんはあれ?したくないの?」
「そんなこと言われても」
「俺が我慢できないから」
かなり強引だがそういうのも嫌いじゃない
そのまま押し倒され服を脱がされる
明るい部屋の中で彼の汗を全身に受けとめしばらくの間動けなくなった
本当にこの人は元旦那と歳もふたつしか違わないのになんでこんなに元気なんだろう(元旦那は12歳年上彼は10歳年上です)
旦那が淡白だったからそれくらいの歳の人って淡白な人多いんだって勝手に思ってたよ
でもわかったのは自分のモノが立派だとか良いとか自分で言ってる人ってHに関して自己満足しちゃってるから相手の事を考えない人が多い気がするの
(あくまでも自分の主観ですが)
逆に自分のモノに自信が無い人はそれを何かで補おうとするから相手を満足させようと頑張ってる気がする(ほんとに自分の主観です)
まぁ絶対的経験数が無いから比べる対象が少なすぎるんですけどね(かなりの余談)
彼は私が台所にいる間ずっと傍から離れなかった
うれしいけど邪魔
小一時間程で野菜を切っておむすびまでして一旦家に帰る事に
家に帰り下の2人と1泊分の荷物を持って長女のバイト先へ
彼からお肉が少ないのと花火買っておいでとお金もらってたから妹の務めるお店へ寄って買い物済ませて彼の家に行く
庭先でバーベキューおむすびも焼いて食べた
買ったのは手持ち花火だけだったけど子供たちは喜んでいた
部屋に戻ると表の和室に布団が2枚と毛布そして寝袋が置いてあった
布団2枚を横に並べて娘たちはそこに雑魚寝私は寝袋を広げて横になった
しばらく来客も無いので布団が出せなかったって言ってたが娘達は平気だったみたい(普段も布団2枚に3人寝ていたから)
彼は別の部屋でひとりで寝るって
娘達を部屋に入れて私は彼と片付けをする
娘が呼んでいるので行こうとしたら不意に呼び止められキスをされた
それも壁ドンで
娘に見られたらどうするの
やることが大胆すぎませんか?
部屋に入ると
「お母さん顔真っ赤だよ‼️飲みすぎたんじゃない?」
「あっ…そうだね。飲みすぎたかもね」
「酔っ払いのお母さんきらーい」
「あ〜も〜ごめんなさい」
「もういいからはなく寝なきゃ」
しばらく娘たちの声が響いてた
ふと目覚めると隣の部屋でテレビの音が聞こえている
そっと部屋を抜け出し隣の部屋を覗く
「健輔さん?」
「寝てる?」
そっとテレビを消そうと部屋に入り彼の枕元のリモコンに手をかけるとその手を掴んで引き寄せられた
「悪い母さんだな。寝込みを襲うなんて」
「えっ⁉️いや、テレビ消そうとしただけで」
彼の上に乗ったまま抱き抱えられあっという間に形勢逆転
熱く口づけで声を出せないように口を塞がれてしまう
彼の指と熱いものが私の熱くなった中に入ってくるとその波に身体を預けるしかなかった
ひと時の熱い時間を過ごし娘たちが目を覚ます前に部屋に戻る
今晩は眠れなかったな
次の日朝ごはんを食べるとどこかに行こうという話になっていたが急な来客があったため私たちはそのまま帰ることにした
娘たちはお小遣いまで貰って嬉しそうだった
楽しかったらしい
次はいつ行けるかなって話してた
次みんなで行けたのは翌年のお正月だった
ご飯食べてお年玉貰ってトランプしたりして楽しんだ
ただコタツに入ってるのはいいけど隣に座った彼がずっと私の足や太ももを触っていたのは困るよな
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