第7話クリスマスのプレゼントは・・・驚くよね
クリスマスの夜は家族と過ごすから彼とは会えない
少し早めにプレゼントが渡したくて会える日を作ってもらった
会うとHOTEL直行になってしまったのは何となく解せないのだが彼とのSEXが気持ちよいからまぁ許そう
いつものHOTELに向かう途中彼にプレゼントを渡す
彼が飲みたいって言ってたドンペリだ
私が買える程度の多分1番お安いやつ
包装も何もして貰えなかったから包装紙を買って自分でやった
紙袋に入れてそれっぽくなってる
ただ彼が苦笑いしてたの凹む
ほんとに何気に呟いただけだったみたい
彼から渡された小箱に入っていたのはブレスレットタイプの腕時計だった
裏に『平成○年Xmas to芽茄』って刻印がされてた
「昨日届いたばっかりなんだ」
「腕時計普段つけれないけどありがとう。これ高かったんじゃない?」
「これくらいは安いもんだよ」
けど私たち付き合い始めて2ヶ月目
クリスマスまで付き合うかどうかすらわかってなかったはずなのに
無駄になるかもしれなかった腕時計は無事に私の手元に届いた
彼の気持ちがうれしいとともに先の見えないお付き合いなのにこんな事されて良いんだろうかと不安になった
好きになればなるほど彼から離れたくないって言う気持ちが強くなる
うれしさと不安が混ざり合う
彼はとても大切に扱ってくれる
お風呂で身体を洗いあう
ベットで燃えるような熱い時間を過ごす
毎回彼から滴り落ちる汗を身体に受け止める
一緒に寝ていても背中を向けると後ろから抱きしめられる
寝ている彼の唇にそっと口づける
無反応かと思いきや熱く舌を絡ませて離れたかと思うと今度は身体中に熱いKissを落としていく
そのまま彼を受け入れ熱い波に飲まれていく
火照った身体を服の中に無理やり納め帰り支度をする
彼の仕事終わりがスーツだったのに最初びっくりしたけどスーツ姿の男の人は大好きです
仕事中は会社の制服姿だからそれは見慣れていた
仕事の専用車で走る彼をたまに見る
できるだけすれ違っても反応しないようにしてるのに手を振ったり目配せしたりしてくるの卑怯だと思います
そのくせ2人きりでいるところを人に見られたくないだなんてわがままじゃないですか?
(おっと関係ない話でしたね💦)
クリスマスイブいつものように仕事をしていたら
「今日仕事何時に終わる❓」って聞かれた
「普段通りだから18時だと思うけど」
「送ってあげるからいつものところで待ってて」
「今日は早く帰らないといけないから💦」
「今日は送って行くだけだから‼️」
なんなんだ
2日前に会った時は何も言ってなかったのに
クリスマス会えないからって早めに会ったのに
慌てて妹に連絡とった
当時携帯電話はまだそこまで普及してなかったから仕事場に電話するしかない
妹を呼び出して貰うと慌てて伝えた
「今日槌井さんが送ってくれるって言うから迎えに来なくて良いよ」
「お姉ちゃん今日は早く帰るって言ってたじゃん!」
「送るだけって言ってたから早く帰れると思う」
「もう知らないよ!お父さんに怒られても」
「うん早く帰るからごめんね」
彼と待ち合わせの場所
クリスマスケーキを片手にぶら下げて彼が来るのを待った
彼の車が到着して車に乗るとそのまま彼は家に向かった
少し拍子抜けしたが早く帰れるに越したことはない
家の前まで来ると彼はトランクからケーキの箱を2箱とシャンメリーを持ってきた
「付き合いで買ってたら増えちゃって子供たちに食べさせてあげて」
「えっこんなに貰えない💦」
「俺も一人じゃこんなに食べれないから遠慮しないで」
「ありがとう。おやすみなさい」
「おやすみ」
沢山のケーキを抱えて帰ると子供たちがとてもびっくりしていたけどすごく喜んだ
おかげで毎年クリスマスケーキ1個じゃ済まなくなってきたんだよな
年末には殻付きの牡蠣とかにも貰った
どんだけ買ってるんだろ
お付き合いとはいえ営業マンって大変だな💦
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