第6話 部活見学。

花ちゃんに付き合ってもらって、部活見学をしてみることにした。


色々な部活があって、中学と違って興味が湧く。


今までやったことないことやってみたいなとか思った。


花ちゃんが

「美桜。映画研究部行ってもいい?」


と、言うから


「行こう行こう。」


わたしたちは、別棟の建物に入り映画研究部と書かれた部室に行った。


入り口を入ると目があった。

あっあのときのブルーの瞳の男の人。


「ようこそ、映画研究部へ。」


と、その人が言った。


「まだ、みんな集まってなくてごめんね。今日は見学?入部希望?」


と、聞くので花ちゃんが答えた。


「見学できました。」


「そっか。うちは映画撮ったり、映画を見て感想言ったりとか活動しています。今日はうちらの作品を見てもらう形になるけどいい?」


「はい、大丈夫です」

と、花ちゃんが答えた。


「あっ名前言ってなかったね。俺は3年の仲田エイト。よろしくね。」


と、言われて

私達も名前を名乗った。


エイトさんっていうのか。

かっこいい名前だな。


十分くらいの季節の撮影をしたショート動画を見た。


その動画を見て、季節には色んな顔があるんだなって思った。


私達が動画を見ている最中に他の部員の方たちも集まってそこで自己紹介をして、少しだけ活動内容を聞いてその場をあとにした。


帰り際に花ちゃんが

「部活入らないって決めてたんだけど、映画研究部入ろっかな。美桜もどう?一緒に入らない?」


「花ちゃんが言うなら入ろっかな。花ちゃんと一緒だと楽しいから。」


「本当に。嬉しい。美桜ありがとう。」


花ちゃんが嬉しそうな顔をした。

私はその顔を見るのが大好きだ。

花ちゃんが日頃頑張ってる姿をずっと身近で見てきたからだから花ちゃんがやりたいって自分から決めたのが嬉しかった。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る