第13話

「ロイ様…相談、したいことが…」

「どうしたの?レミリア」


 筋トレ後のティープロテインタイムを楽しんでいたら、沈んだ様子のレミリアがやって来た。


「その、最近、変な夢を見てて…」

「変な夢?」

「はい…」


 とりあえず、隣の椅子に座ってもらって話を聞く。変な夢か…俺はレミリアの夢しか見てないな、最近。


「青いドラゴンが出て来て、私のことを『ママ』、と呼ぶのです…」

「なるほど…じゃあ俺はパパか」

「へぅ…!?た、確かに…!」


 顔を真っ赤にして、嬉しそうにするレミリア。

 HA☆HA☆HA☆子供は10人欲しいな!


「それにしても、青いドラゴンか…ドラゴンは鱗と目の色で属性がわかるから、と言うことは水か、はたまた氷属性ってことになるのか…」


 ドラゴンは卵に込めた魔力の属性で生まれることがあるから、もしかしたらレミリアの魔力をレミリアの知らぬうちに吸収してるのかもな。だからママなのかも。


「一回、ドラゴンの卵がどこにあるか調べてみようか」

「あ、いえ、その、場所はわかるんです。多分…」

「どこなの?」

「大森林の中心、だと思います」


 ……なるほどねぇ。見えたぞ全部。最近の大森林の異常は、そのドラゴンが原因だな。なんせ、氷属性に溺愛されてるレミリアの魔力で孵化するドラゴンとか、アホ強いに決まってる。所々にあった氷塊も、逃げるようにして外に向かってたモンスター達も、レミリアの魔力×ドラゴンなら当たり前に出来るよな。


「わかった。三日後の大森林の調査、俺たちも行こうか」

「そう、ですね………無茶はしないで下さいよ?」

「ダイジョブダイジョブ!オレ、ムチャシナイ!」


 ほーぅ!レミリアジト目マジですか!テンション上がるぅー!




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最近現代ファンタジー書くのにハマっちゃってます。良ければ。☆、♡、そして他の作品を読んでみてください。

さらだばー

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