　大瀧詠一さんが亡くなって今年で10年になってしまいます、享年６５．あまりにも早い死が惜しまれてなりません。

「ロングバケーション」で有名ですが、コミックソングもお得意で、「ナイアガラカレンダー」には各月を題材に傑作ぞろいです。

　中でも好きなのが１０月かな、「名月赤坂マンション」です。

「あの日ローマで眺めた月も」にニヤニヤしたり、

「向かいにゃ東独大使館」、今は無き東ドイツのことで、ベルリンの壁崩壊以前の歌だと丸わかり。

　名月赤城山のパロディ、らしいですね。

「クリスマス音頭」は、

　♪七面鳥食って飲んで騒ごう

　あのバカさ全開の昭和なクリスマスが目に浮かぶ。

　しかし何といっても圧巻は1982年の「イエローサブマリン音頭」、民謡歌手の金沢明子さんが熱唱しています。ちゃんとポールが許可、でないとビートルズのカバーなんかできるわけない。何しろ音頭、大変な歌です。

　本家を知らない人は、ヘンな歌、で終わってしまうかもしれません、三味線をメインに凝りに凝った音作り。

　軍艦マーチやクレイジーキャッツへのオマージュもうかがわせますね、クレイジーの曲をたくさん作った萩原哲晶さんは大瀧さんのアイドルだそうです。

　３曲ともYouTubeで聞けます。

「クリスマス音頭→お正月」がおすすめです。

　乱痴気騒ぎの後に除夜の鐘が鳴り響き「もういくつ寝ると」の、あの歌が流れてくるのですが。

　ドゥーワップ風なんですよね、なんだそりゃ、ぜひ聞いてみてください、

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