メガネをとったら美人先生だったので惚れました。~先生同士の恋愛物語~
星乃秋穂(ほしのあきほ)
第一章歌姫だったのですね。
メガネをとったら美人先生だったので惚れました。~先生同士の恋愛物語~(リメイク版)
第一話歌姫だったのですね。
あ・・・。嫌だな。まどか先生と手をつなぐの
山崎智博は思った。今日はキャンプ授業で、最後にキャンプを締めくくるキャンプファイヤーでフォークダンスを踊るのだ。この時、苦手な先生の後藤まどか先生と手をつないで踊るのは嫌だった。嫌いな先生なのだ。いつもおどおどして生徒には馬鹿にされているし、ビン底くらいなメガネをしている。底辺と思っている。
山崎智博(29歳)高学歴と凛々しい顔をしている。生徒の信用もある人気な先生なのだ。
後藤まどか(25歳)長めの髪とビン底メガネで何の特技もない。生徒にバカにされながらも先生を続けている。
まどか先生と手をつなぐ番がやって来た。
「あの・・・。手をつながなくてもいいですよ。嫌でしょう・・」
「そうですか。じゃあ・・」
暗い夜だ。手をつなぐふりをするが、手は浮いたままつながなかった。こんな女と手をつなぐと運がなくなると思った。でも、この時つないでいればよかったと思った。
生徒がお風呂を使い終わったときに先生方がお風呂に入ることになっている。
山崎先生は最後にお風呂に入った。
「あー。やっぱり女子生徒と手をつなぐと楽しいな。」
自分が最後だと思っていたが一人の女性が入ってきた。とても美人だった、それに綺麗な身体をしている。一目ぼれするほどだった。
「あー。今日も最悪だったな。山崎先生、おもいっきり私のこと避けている。もうあの男は大嫌いだ」
あれ?なんだか聞いたことのある声の持ち主だ。
「今日は一人ね。じゃあ一人コンサートを行いますか」
え?一人コンサート。
髪を洗って、身体を洗う。一気にシャワーをあびる。そしてお風呂につかる
「では、後藤まどかです。今日はみんな来てくれてありがとう。まどか頑張って歌いますね。じゃあまず一曲歌うね」
そういうといきなりエメの「残響賛歌」を歌いだした。物凄く上手いのだ。次々にエメの曲を歌うプロではないかと思うほどだ。こんな特技を持っているとは思わなかった。
思わず、拍手をしてしまった。
「えっ何で拍手?」
まどか先生は驚いていた。誰もいないと思っていたのだ。
「ここ男風呂ですよ。まどか先生」
まどか先生は目を細めて相手を見る。
一番嫌いな先生に裸を見せてコンサートをしまったのだ。
まどかはショックで仕方なかった。慌ててお風呂からあがろうとするが頭がふらふらする。
どうやら、のぼせてしまったようだ。ぶくぶくとお風呂で倒れてしまった。
「だ、大丈夫ですか。まどか先生!」
山崎先生の呼びかけは遠くに聞こえた。
気がつくと、布団に寝かせられていた。どうやら、助けてもらったらしい。
「あ、気がつきました。まどか先生」
「えっ山崎先生」
慌ててメガネを探す。眼鏡をかけて洋服を見た。しっかり着てる。
「ご安心ください。この歳になると女性に下着から服まで着せてあげられます」
「あれ?、腹巻まで・・・。」
「ええ、カバンの中に入っていました」
お母さん…。
「早速なのですが、よかったら私とパートナーになりませんか」
「ええええ!」
「ああ誤解しないでください」
「パ、パートナーって何ですか」
「あなたに惚れてしまったのです。あんなに美しい歌声を聞かせてもらえるとは思ってもいませんでした」
だから、なんだというのだ。まさか素顔と裸を見て好きになったのか。
「私は趣味で曲を作るのが好きなんです。YouTubeに載せたりしています」
「はい・・・。」
「そこで、あなたに歌ってもらいたいのです。多くの人に自分の作ったものを評価されると楽しいじゃないです」
「私の声で・・・」
子供の頃から歌手になりたかったが曲は作れなかったまどかだった・・。
「あなた歌手になりたかったんでしょう」
「ええ・・。そうです」
「どうでしょうか。あなたの歌声と私の作った曲と詩で制作しませんか。私の夢なんです」
「よ、よろしくお願いします」
「では、今度うちに遊びに来てください。両親にも紹介します」
驚いて、ポカーンと口を開けるまどかだった。まさか嫌いな先生と曲作りをするとは思ってもみなかった。
はたして、歌手になれるのだろうか…。
ニコニコしている山崎先生だった。
日曜日早速、山崎先生の家に行くことになった。手土産に文明堂のお菓子を持っていく。
山崎先生が車で迎えに来てくれた。
「ありがとうございます。山崎先生」
「いえいえ、こちらこそ」
車の中の会話はない。というよりいきなり両親に会わせるなんて緊張するではないか。彼女でもない自分である。
「私は子供の頃から作曲が好きでピアノで作っていました。母親がピアノの先生でね」
「はあ・・。お母さんってどういう人ですか」
「一言で言うと、女狐です」
ああ、そういう顔をしているんだと思った。山崎先生の家に着くと、さっそく品のいい両親が迎えてくれた。実に大きな豪邸である。
「ああ、この方がエメさんの曲を上手く歌える方なのですね」
「いえいえ・・。ただ、歌うのが好きなんです。」
「智博、部屋にご案内してあげなさい」
「はい」
スリッパをはいて二階に上がる。そして、部屋を見せてくれると音楽機材が用意されている。これはプロではないだろうかと思わせるほどだ。
「ボカロに歌わせているけど、ちょっと聴いてみる?」
「うん」
パソコンから音楽が始まりなんかわくわくするような曲と歌である。これは楽しいではないか。
「どうです。まどか先生」
「凄い趣味ですね」
「本当はプロになりたかったのですがね…。」
しばらくすると、お母様がお菓子とお茶を持ってきてくれた。
「どうかしら、智博さんの曲」
「ビックリです。て、言うか凄すぎます」
「そうでしょうね・・・。あなたやる気あります」
「自信ないです」
「まあ!・・。それは・・。」
お母様は何か閃いたようでポンと手を打つ。山崎先生はまたお母さんに狐の尻尾と耳が出てきたように見えた。
「実は・・・。このことを話すと辛いのですが聞いてくださる」
「はい」
智博には5歳上のお姉さんがいたらしい。いつも二人は仲良しで作詞作曲をしていたのだが姉が16歳の時に病気で亡くなってしまったのだ。姉はとても歌がうまくて二人でプロを目指す夢は叶わなかったらしい。なんとかあなたの歌声で智博の夢をかなえてくださいと
泣きながら言われてしまった。
まどかはもらい泣きをして、わかりました一生懸命やらせていただきますと約束を交わした。
こうして、山崎先生と協力することにした。
「じゃあそういうとでよろしくおねがいしますね」
「はい」
まどかを車で家まで送り、家に帰ってお母さんの姿を見つめてため息をつく。 この人はやっぱり女狐である。
しばらくして、智博の姉が家に帰ってきた。
「ああ、お帰り姉さん」
「あら、お客さん来てたんだって」
「うん」
「お母さんまた作り話した?」
「うん」
お母様は女狐さんである。うそを言ってまどかをやる気にさせてしまった。いつも化かされる身になったことがないのでこれが楽しみにしているらしい。
「あー。今日も楽しかったわ・・」
どうやら、このお母さんも強者である。
「どうでしょうか?学園祭で私たち出てみませんか?」
天ぷらそばを学食で食べながら山崎先生に言われた。
「はい?」
「いい機会じゃないですか。エメの曲と自分たちで作った曲を一曲披露するんです」
「で、できませんよそんなの。」
「いやいや、あなたの歌ならできます。お風呂で完璧に歌い上げていたじゃないですか」
「いえ、お風呂だったからです。自分の家でもお風呂で歌っています」
うーん・・。と考えてどうしてもみんなの前で披露したかったこの歌声を聞いたら、ワクワクすると思う。山崎先生の家では楽しく練習しているのだ。
「とにかく、学園祭で披露します。実力をつけるためです」
「そんな!」
「怯えることはありません」
いつも、おどおどしているまどか先生だが歌っているときは別人なのだ。
「それと、そのビン底メガネをコンタクトにしなさい」
「それは、しないといけないのですか?。目に異物を入れるのは怖いのですが」
あなた、ビン底メガネの歌手なんていませんよ・・・。
「あ、初音ミクのようにデジタルでアニメで歌うのは」
その映像のお金はいったいどこからだすんです・・。
あんまりがっかりした顔をしている山崎先生を見て慌てる。
「ご、ごめんなさい。私頑張ります」
とにかくこの歌姫を綺麗なドレスを着させて綺麗な歌声と顔を披露させるのが目標になった。
まどかは家に帰るとYouTubeでエメの曲をカラオケバージョンで何度も歌う。こんな素敵な曲をどうしたら作れるのかと思ってしまう。
子供の頃歌手になりたかったが自分には無理だと挫折してしまった。結局、人を感動せる事や楽しませることは無理だと思っていた。それが山崎先生が曲作りに先生になっても続けているのは素敵だと思った。こんな私に曲を作ってくれるのだ。単純に歌っただけなのに期待に応えることができるのだろうか。
「よし、頑張って歌おう。」
一方その頃、山崎先生は必死に曲作りをしていた。
「駄目だ、メッセージの応援歌をつくるのにこんなに難しいのか」
びりびりに破いた楽譜。何度も書いた詩まったくもって生徒に聞かせる曲ではない。
好きな曲を自分で楽しむのはいい、でもこのアマチュアの曲を最後に生徒に聞かせるわけにはいかない。唸っていたら隣の部屋からZADOの「負けないで」が聞こえてきた。どうやら、姉がきいていた。
「ちょっと歌詞を見せて」
「いいけど、なんで?」
「ああこれだ、これだよ。生徒に最後聞かせてあげたい曲」
「何言っているのよ。自分で作るんじゃなかったの」
「最後は感動させるのが目的なんだ。自分にとっての応援歌」
嬉しそうに笑った。これはいいステージなる。
「えっ!この曲を最後に歌うのですか」
「そうです!最後を締めくくる曲にはピッタリです」
まどか先生はてっきり山崎先生が作ってくれると思っていた。でもこの曲は知っている。
「負けないで」を歌うのは小学校以来だ。応援ソングの代表である。
「この曲をお昼休みに校内で何回か流してもらい。あと音楽の先生にも協力してもらえるように交渉してみます。最後はみんなで合唱してもらえるようにしたいです」
「でも、できますかね。」
「できます。この曲は高校の時、大学受験、就職の時に私は聞いてきました。そのたびに心を支えてもらえる最高の曲です。きっと今の子にも通じます」
そういわれるとそうかもしれない。まどかは家に帰ってその曲をYouTubeで聞くと心が熱くなった。素直に歌いたい。
「この曲ってこんなにいい歌詞だったんだ。これはみんなで歌えば最高かもしれない」
それから、校長先生に頼み学園祭でみんなで歌いたいことを提案するととりあえず昼休みに流してみましょうという事になった。
改めて、先生も生徒もこの曲を聞くとみんないいねと言った。
「山崎先生。この曲懐かしいですね。だいぶ昔の曲だけど」
「そうですよね。うん。」
他の先生も職員室で笑顔になっている。時々口ずさんでしまう。
「これ、一度、まどか先生と山崎先生で聞かせてくれませんか?」
今度は音楽の先生がやって来た。
「いいですよ。是非聞いてください」
音楽室に行き、さっそくピアノの弾く、そしてまどか先生が歌い始めた。圧倒的な歌唱力と素晴らしい歌声これは心を躍らせた。音楽の先生も太鼓判である。
「凄い。これ、絶対いいですよ。学園祭の時に吹奏楽部とコラボしませんか?」
「えっ!いいんですか!」
「みんなでやるからいいんですよ。もちろん、何回も練習してまどか先生も歌ってください」
びっくりである。吹奏楽部も一緒なのか!
それからである。校内に流し、音楽の時間にはこの曲を歌おうと協力した。
吹奏楽部に一緒にまどか先生と山崎先生も参加する。生徒たちは、まどか先生がこんな特技を持っていたと感動し、みんなでいい学園祭にしようと努力をした。エメの曲と一緒に。
本番まであと、二週間となった。
もうその頃になると普通の生徒もこの曲を歌っているのだ。
凄いことになっている。すべてはもうすぐだ!
朝早くから山崎先生とまどか先生は音楽室で練習することになっていた。
「おはようございます。山崎先生」
「ああ、おはよう」
驚くほどかわいくなっている髪もボブカットにしている。ビン底メガネからコンタクトにして、適当な服装から清楚な服を着た。まどか先生がいた。
「ほーう。やっとビン底メガネからコンタクトにしてぼさぼさ頭からさっぱり切ったね」
「あと、一週間ですからね。歌姫に変身します」
「ずーと、そのままの格好でくればもてるのに」
すると後ろからか生徒が来た。
「じゃーん。ビックリしたでしょう。うちのお母さん美容師だから、まどか先生をきれいにしてって頼んだのよ」
「おお、良い感じにしあがってるよ」
「惚れちゃう?山崎先生」
「いや・・。どうかな」
生徒の質問に答えを出すのは難しい。だって最初は嫌いな先生だった。生徒にも馬鹿にされおどおどし、生徒に注意もできなく職員室でも一人でいるタイプ。自分とは真逆な性格でイライラさせられた。早く先生をやめればいいのにと思うほどだ。
でも自分と共通点があり、素晴らしい才能があることをしってだんだんそれを引き出すようにしたら生徒にも信頼され自分の意見をはっきり言うようになった。ちゃんと生徒に前向きに向き合う先生になってきたのである。これは進歩ではないかと思った。
「まどか先生変わったよね。歌を歌いだしたらどんどんみんなが集まって何かやりたくなるよ。楽しいこと、嬉しいこと」
「どれは同感だ」
大きくうなづく山崎先生だった。
「さあ、やるよ。みんなで最高の学園祭にしよう!」
まどか先生は気合とともに元気だ。とてもいいことである。最高のステージにしてあげよう。
そして、一週間がたった練習もバッチリ、いよいよ学園祭が開幕された。演劇など生徒の出し物が次々とおこなわれる。クライマックスに山崎先生とまどか先生と吹奏楽のコラボをやる。何回もピアノの練習をしていたのだが山崎先生は鼓動がおさまらず。どきどきしてしまう。それはまどか先生も同じだ。
「先生たち緊張してる?」
「ああ・・」
この生徒や先生のたちのためにしっかりやる。もう、幕は上がった。
幕が上がりステージにはまどか先生がマイクを持つ。緊張しているが声は平気だ。
「今日は、皆さんに歌を聞いてもらいたくて練習してきました。みんなが楽しめるように
頑張ります。後藤まどかの本気を見てください。それと、素敵な演奏をしてくれる山崎先生と吹奏楽部のみんなにも手伝っていただきます。では、エメで残響賛歌」
静かに拍手が聞こえる。そして一曲目の最初の音が鳴り出すとどんどん鼓動が高鳴る。まどか先生は一気に人を引き寄せる歌を歌いだす。
まるで魔法のようだ。生徒たちは歓声をあげる。
一言で言えば楽しい。
このワクワク感はなんだろ。
みんなが盛り上げ空気が変わる。まどかというアーテイストのようだ。何の迷いもなく声は届くみんながそれにのって曲を生み出す。全部を飲み込んでしまうのだ。
凄い。凄すぎる演奏する山崎先生も吹奏楽部の生徒も感じる。
まるで化けたかのように感じる。怪物なのだ。
そして、この歌声に惚れてしまう人々は多くいると思える。一曲目は凄いスピードで歌い
上げた。圧勝である。最後の音が聞こえなくなるとペコリとお辞儀をする。
「まどか先生カッコイイ。最高!」
声援が飛び交う。照れくさそうにはにかむ。
「まどかが、歌下手だと思ったでしょう。実は上手いんだよ。今日は楽しんでいこうぜ!みんな!!」
次にエメの曲で好きな歌を歌う。リズムに合わせてみんなが手拍子をしてくれる。
ああ・・。これは最高のご褒美だ。こんな素敵なことが自分の世界に今まであっただろうかと思った。歌って楽しいこんなに楽しい。もうやみつきである。
あっという間に最後の曲になってしまった。たったの五曲である。
「えー。もう最後の曲だね。みんなも知っているけど歌ってくださいよ。これは命令です」
「わかってる」
「では、ZADOで負けないで」
「1,2,3,4!」
吹奏楽の生徒が曲を演奏してくれる。ピアノも絶好調。そして生徒も先生も笑顔で歌う。
これは最高のステージ!
青春とはこういうものだろう。
やばい!これは泣きそうになる。
山崎先生は嬉しくて涙がでてきた。感動だ。後藤まどかとういう人物に泣かされてしまった。こんなに演奏していて楽しいと思ったことは無い。
ただのダメ先生だと思っていた。
触るのも嫌だったのに、あの時きちんと手をつなぎ踊ってあげればよかった。
なんて愚かな自分なのだろう。
こんなに魅力のある女性だったのだ。
歌姫。そう、みんなを元気にする歌姫になってくれた。
嬉しい。こんなにも嬉しいのだ。
よく頑張った。
最後はそんな姿を見せてくれてありがとう!
心から感謝するよ。まどか先生。
最後の曲が終わると拍手が止まらないのである。
まどかも歌い終わって、ボロボロに泣いている生徒や先生を見て感動してもらい泣きしてしまった。
「もう、山崎先生泣かない!今日は最高の日だったでしょう」
「おう、最高過ぎるぜ。楽しかったし、嬉しかった!」
「みんな楽しめたね。ちゃんと、学園祭終わったら勉強するんだぞ!みんなありがとう!」
こうして幕は下がった。生徒は次々にまどか先生に抱き着く。
「最高だった。先生ありがとう!みんなに青春させてくれて!」
みんなでやったことは大成功だった。
最高の歌姫!後藤まどか!本当にありがとう!
まどか先生はこれをきっかけに生徒や先生に信頼を勝ち取った。純粋に誠実で人柄もよくなった。きちんと生徒には時には厳しく時には優しく指導できる先生になった。
もちろん、山崎先生とは音楽をとおして同じ夢を持っている。
最近ではYouTubeに音楽を配信している。なかなか好評になって再生回数も伸びてきた。二人は仲良しになったが時々けんかをすることもある。でもお互いの主張する対立しなければいい音楽なんてものは作れないのである。
お互いに嫌いだった相手がだんだん心を開き同じ夢を見る。
人前で歌って稼げるにはまだまだ発展途上だがそれでもいいコンビになった。
最近、綺麗になっていくまどか先生を見て山崎先生は手をつなぎたくなる。
いとおしく感じられるのだ。
きっと、まどか先生にはこの気持ちはとどかないだろう。
それでもいい・・・。
この歌姫に自分の曲を歌ってもらっているのだから、
ふと思った。
たぶんあの時だろう、メガネをとったら美人先生だったので惚れてしまいました。
完
メガネをとったら美人先生だったので惚れました。~先生同士の恋愛物語~ 星乃秋穂(ほしのあきほ) @HAUHAUTOUKYOU
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