第2話椿と魔術師

「だからか起きろゆーてるやろ」

という声で再度目を覚ます

「やっとおきやったか」

「誰?どうやってはいったの?」

「あ~うち?うちはな、葉月心春、魔術師や!」

「え?は?魔術師?」

「そうや魔術師や!驚いたやろ」

この子は何を言ってるんだろ?魔術師?私何か夢でも見てるんだろう?

「と、取り敢えず、警察に電話しなくちゃ」

「なんでや!ちょっと待てや!何で警察に電話しようとしてんねん!」

「イヤだって、あなたいってる意味分からないし、後どうやって入ったんですか?」

「そりゃもちろん魔術や」

「それはもういいですから、本当はどうやって入ったんですか?」

「だから魔術いっとるやろ!」

「えーでもなー魔術何てほんとにあるんですか?」

「あるで、あんたもさっき見たやろ」

そう言われ私はさっきのことを思い出す

「あーあの光の事ですか?」

「そうや」

「あれが魔術なんですか?何か私のイメージとだいぶ違ってたんですけど、本当に魔術なんですか?」

「あんたしつこいな、分かったわじゃあこれから魔術を使ってあげるわ、だから一旦近場の公園に行くで」

「えっあっはい」

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