ハッピーエンドって何だろう。

青いバック

幸せの不幸せ。

 幸せってなんだろう。物語では誰かが不幸になれば、もうハッピーエンドは迎えることは出来ない。

 でも、その主人公は誰かが不幸になることを望んでいるかもしれない。望んでいても、読者はハッピーエンドではなくてバットエンドと感じる。


 私の物語の幸せってなんだろう。親の言われた通りに歩いて、言われた事に頷いて私を殺せばハッピーエンドになるの?私の心はずっと暗く深い海の底に沈んでいるのに、本当にそれがハッピーエンドだというの?


 君の幸せってなんだろう。君が笑って幸せに過ごしていてくれたらハッピーエンドになるのかな?でも、君は笑っていても心の底は分からない。笑ってることが君にとっての不幸でバットエンドなのかもしれない。


 何が幸せなの?何が不幸なの?ハッピーエンドって?バットエンドって?


 自分の好きなように生きれないで鎖に繋がれた人生が本当にハッピーエンドだというの?違う。私は違うと思う。それはハッピーエンドでもバットエンドでもない。まだ、幸せも不幸も感じれない立ち位置なんだ。

 鎖に繋がれて、目の前にあるスタート台に立たせてもらえなくて私を押し殺している。走りたくても、走れない。


 だから言ってやるんだ。私がハッピーエンドか、バットエンドを決めるために。私の人生をハッピーエンドか、バットエンドにするために。


 こう叫ぶんだ。


「うるせえ!!ババァ!ジジィ!てめえらの人生じゃねえ!私の人生だ!私に歩かせろ!!」

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