110、星の英雄
一瞬で俺はアインの近くへ
いや、どころかアインは未だに
それでも、俺は
だが、しかし……
「何だ、やはりその
「っ!?」
確かに、俺は刀を
この刀を振りぬいた時の感触。その感触に俺は思わず顔をしかめた。
「この感触、無限大の
「ああ、それで
俺の
「だけど、どういう事だ?それほどの
「俺は宇宙の
「っ‼」
つまり、そういう事らしい。今のアインは無限大の質量を
アインこそが、
まるで、アインを縛ろうとする法則の方こそが
全ての
故に、
「故に、こんな事だって
「っ、な!?」
一つ一つが宇宙規模の極大サイズの
いや、これは……
「
「そう、お前だって知っている筈だろう?あの
そう、アインは神話の
恐らくは、ギリシャ神話のギガースの再現なのだろう。一体一体が、
アインはただ神話の世界からギガースの群れを召喚するだけではない。自己流に神話をアレンジして
その一体一体が、まさしく宇宙規模の力を
さしずめ、
「くっ」
巨神の群れが、俺に向かって
だが、それでも俺はただやられるばかりでは断じてない。
巨神の群れへ、俺はおもむろに
「巨神達よ、神話に
「何だと?」
巨神の群れは、おもむろに振り上げる拳を止め、そのまま頷きアインへ
そして、巨神達は俺を
巨神達による拳の
だが、それでもアインには
アインはおもむろに、指をつうっと横に
だが、
「今のは、どうやら精神支配じゃないな?一体どうやったんだ?」
「さてな、だが俺の方もどうやら異能を上手く
「何だって?」
そう、俺は今まで自身の異能を上手く扱えていなかった。というのも、今まで自分の異能というものを
だが、それでもこの戦いで完全に把握する事が出来た。
そして、それにより俺は100%上手く異能を扱えるようになった。
そうだ、俺の異能は他者との
故に、
「行こう、俺達……」
俺の言葉と
科学者としての
中には、そもそも
そんな俺達を見て、アインは流石に頬を
「自身の可能性すら
「
忍装束を身に
それは、深々とアインの胸にクナイの傷を
それは、本来ありえない
だが、その身体を忍姿の少女は
そして、異常なのは彼女だけではない。他の俺達も十分に異常と呼べるだけの破格の才能を有しているのだから。
「なるほど?アインの身体を守っているのは
そう、解析結果をつらつらと
文字通り、ほんの一瞬でアインを
そして、もちろんそれだけではない。
「なら、今度は俺の
そう言って、前へ進み出たのは黒いローブを身に纏った魔術師風の俺だ。懐から一つの宝石を取り出して、何やら不可思議な
その宝石には、何か魔法陣のような
瞬間、天から飛来する
そして、そのオカルト技術が。つまりは
アインの身体を
彼は、云わば
「ぐっ、なるほど?
言って、アインは人差し指を俺達に向けて
直後、巻き起こる
文字通り、
光が
そして、その場に
「……ようやく、俺とお前の一対一だな」
「ああ、そうだな。だが、俺には
「……ああ、そうだろうな」
そう言って、アインと俺の最終ラウンドは
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