悶々

 ベッドに寝転がって、ボーっとする。


「友達と、キスしちゃった」


 シイナのキスをしたときの顔。

 泣きそうな顔なのに、不覚にも胸がきゅっとしてしまった。


 もっと、してみたいという欲求があった。

 でも、世間の目を気にしてしまう所があって、「それって、おかしいのかな」という歯止めが掛かってしまう。


「あー、どうしよう」


 そんな事を考えて、私は眠りに就くのだ。

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