第7話 竜の瞳の仲間たち
炭酸が喉にジュワっとするのになんかツボったらしい美少年の人ルラン。
みんなに渡した各種を飲み比べしてる。
エルフの人ハートにあげた桃サワーを飲んで[んにゃ!?]って首を傾げてガルムに渡す。一口飲んで「あ!!」ってなった時にバターン!ってハートが倒れた。何で?
「あっちゃーお酒入ってたん?」
ええ?もしかしてアレルギーとかあった?やばい!
「ごごご・・・ごめんなしゃい~」
あばばば・・・一番ワイン似合いそうって思ってとりあえず瓶の桃サワーあげちゃったんだよー。
「ああーいいよ。めっちゃ弱いだけで寝ちゃうだけだから~」
マジか?3%未満でも酔っちゃうやつか。
今度からちゃんと先に聞く。
ガルムが担いで二階に運んで行った。ガルムおかんだ。
「あー、ツバサ。エイミーの時もアレだったがマジックバッグの中身の食べ物は出す時はまず俺に説明くれ」
リックに言われちゃった。悪戯に使いたかったけどアレルギーとかは怖いから言うこと聞く。マジでびっくりした。
「違う世界の食いもん気になるな~エイミー
に何出したん?」
美少年からエセ関西風の言葉が出てくるのは何か不思議だなー。
デスデースソースの頭蓋骨マークがおどろ恐ろしい瓶とキャロライナリーパー極の粉袋を出してみる。
これ俺はダメなやつだけど連れが面白がってくれたんだよね。なぜエンファスさまたちマジックバッグに入れてくれたのか?
ルランとリックは匂いでひゃーってなったけど、サイラスはちょっと舐めて「お」って。美味しいからくれって言われた。
舌がやられてる人かな?
「いっぱい食べしゅぎるとおちりいたきゅなりゅよ?」
「「尻?」」
「う○ちの時キレちゃうって聞いたにょ」
リックとルランは「ゲッ」ってなってるけど、サイラスは耐性の問題だろうって。
お前は激辛の何を知っているんだ!?
どうもこの世界も辛いものはあるっぽいけど流石に渡したヤツほどはないらしい。
肉やスープに使ったら美味そうだって喜んでる。ヤバい扉が開いたかも知れない。
どうやら俺がこの世界の人間じゃ無いのはここの人達的に大した問題じゃ無いらしい。大らかだな!助かったけど。
問題は俺が5歳なことだけだ!
ガルムが戻ってきたのでリックに買ってもらった野菜の中からじゃがいもっぽいのを剥いてもらって湯掻いてもらう。
もうマジックバッグの中がナイショじゃ無いから塩コショーとマヨちゃん出しちゃう!
芋をマッシュしてもらってベーコン入れて貰って調味料イーン。
5歳児キッチンの高さも道具のサイズも合わず!ガルムに全部説明してやってもらうしか無かった!ちなみにリックの抱っこでね!
脚立みたいなのは今度作ってくれるらしいよ。優しさが辛い。
お肉も焼くらしいからマスタードとステーキソースを出したよ。
全部みんなで味見済み。
見事に《ガビン!!》って固まったけど使うのは止めない。興味津々らしい。
パンにガーリックペースト付けたかったけど一気に出し過ぎたら味わかんなくなっちゃうかな?って出し惜しみ。
本当はフライドポテト欲しかったんだけどマッシュポテトが食べたかったから優先。
ただ俺の好物っておっさん寄り(自分比)だから子供になった今と好みが合うのか微妙だな。
サイラスが辛味を足そうとするのでみんなで拒否。一人の時にどうぞ。
ヒョウガはご飯まで隅っこで休むって寝てる。猫かわいい。(猫じゃ無い)
みんなでキッチンに集まって作ったご飯をテーブルまで運ぶ。
ハートがいないけど朝まで起きないだろうって。マジでごめん!
いただこうーって、それぞれ一口食べたら何か噛み締めたり天を見たりしてる。
まぁ塩で焼いただけとかそんなのが多いみたいだし。
マヨネーズは神だしね。
でも一番人気はステーキソースだった。焼くだけとか単純な味中心だとこの複雑な味はびっくりだな。
しばらくはリックたちが変顔するのが日課になりそう~。
あらかた食べ終えたら、ルランがペットボトルの空を持って、
「この入れ物ちょうだいー、軽くて良いやんー」
ってブラブラ振ってた。
ゴミになるヤツだから好きにしていいんだけど、ここプラスチックどう放すんだ?
「そこりゃ辺にしゅてにゃいならどうじょ」
「捨てへんよ~勿体ないやん。これむっちゃ便利そう」
うーん?まぁ今度考えよ。
『ゴミはまとめてマジックバッグに貯めてエレミアさまに送れば?流石にこっちの世界のゴミじゃないものそこらに出せないから』
おお~ヒョウガ賢い。
ヒゲに送るの賛成!って言うかヒョウガ何気にヒゲ嫌いじゃん!!
みんながエールとか飲み出したから、おっぱいチョコと子宝飴(小)とサキイカ出したらすごいしょっぱい顔された。
おっさんの安い飲み会でよく出てくるネタだぞー。なんならおっぱいプリンもどうぞ。
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