四足目
通勤路に、足がいる。
膝から下だけの、正真正銘脚だけだ。
足袋を履き、草履を揃えた、脚だけの何か。
誰かを待っているのか、どこかに行く途中なのか。
都会の雑踏の中誰もそれを気にしない。
街路樹の下、切れかけの街灯に照らされ、
それは確かに、
そこに、
いる。
足の話 塔 @soundfish
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。