三足目

それを見つけたのは縁の下だった。

小さな小さな赤ちゃん用の靴がかたっぽだけころり。


またある日、同じ場所で再び靴を見つけた。

今度は小学生サイズ、やはり片方だけ。


日を追うごとに靴は大きくなり、私はとうとうその主に会った。



片脚だけのその人は、ウエディングドレスを着ていた。

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