第15話 自分がたり
自分がたりをしてみるか。
いつのまにか、人といるとやたらに気を使うようになってしまった。
職業を極めようとしたら、相手の言葉が
ホントなのか?
いや、表情が違うぞな。
元気もないし。
うむむ、そうですか?で終われない気がする。
探りを入れたら、真反対の話になったりすると
人間ってなかなか本当の気持ちは話せないもんだと思う。
ここんとこを理解できないと仕事になんないから必死じゃん。
そのうち私生活でも相手の仕草や視線や瞬きとか。
どの席に座るのか?そこ、、。
なるほど、対面は座らないのが基本だわと
こちらはずらす。
そんな事に気をとられると疲れていく。
話しは常に相手にとってOKな返事をする。
これね、実は友達にはやらないのだよ。
友達は必要ないもの。
私がどんな私でもバレてるからね。
ママ友なんか要らないのに、子供がいるとそんな付き合いも大切にしないとね。
子供の為だから。
そんな中で何人か、向こうが勝手に友達認定してくるではないの。
こっちは知り合いだとしか思ってないし、
子供との関係が無くなれば付き合う気なんか
無い。
子供が学校が同じな時には、そらさ
お茶しない?と言われたらしたよ。
それで、親の介護の話や夫さんや夫さんの親の話やらなんやらかんやら。
ニコニコしながら、大変よね。すごいなぁ。
優しいのよねー。なんて言うしかないじゃない。
二時間も一方的に話を聞いて疲れ果てる。
卒業したらさよならだからそれまでの辛抱だ。
なのに、いまだに、LINEや電話がくるから
えーい、ブロックしよう。
断捨離だーー。
私の中で友達っていい事を言われたいってだけの関係ならいらない。
めんどくさいもの。
楽しくないもの。
だからね、友達になりたい人には
結構お試しします。
きっつい事とかも言いますよ。
相手にも言って欲しいわね。
綺麗事を言われても全然響かないんだもん。
これで離れていくなら、それでいい。
価値観が違うんだから。
社会で生きるってさ、苦手な人とでも
ある程度うまくやらなきゃなんないよね。
私生活までそんな人と付き合いたくないのよね。
まだまだ、仕事で神経すり減らしてるんのよ。
自分時間は、気のおけない人と
しょーもない話したりして、素の自分を
曝け出したいもんなのよね。
友達は少ないけど、それで何も困らない。
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