神様の本音 異世界転生面白いよね!


神0:「ふーん、人の子の流行が俺たちの生死をさゆうするなんてこともあんだ

    な。」


神13:「何を他人事のように言っているのですか。大神様が決断なされたらあなた

    も消滅するのですよ?」


神0:「まぁそれはそうなんだけどさ。異世界転生モノって普通に面白くね?」


神たち:「「「「「「うぐっ、、、、。」」」」」」」」


それは他の神たちも認めざるを得ない。

現にここ神域から漫画やラノベ、アニメを読んだり見たりしている神がどれだけいることか。


神0:「それにさ、もし消滅するようなことがあったら今度は神じゃなくて人のにな

    るかもしれないじゃん?むしろその可能性の方が高いし。」


神たち:「「「「「「「た、確かに、、、、、?」」」」」」」」」


神0:「ってことはさ、俺たちも娯楽を堪能できたりするわけで、それこそ異世界に 

    転生したりするかもじゃん?それってめちゃくちゃ面白そうだよな。」


神たち:「「「「「「「「確かに⁉」」」」」」」」」」」


永遠を生きる。

それは終わりのない旅のようでどこまで行っても無なのだ。

それゆえに暇を持て余した神たち。

消滅という事はこの終わりのない旅から離脱することを意味する。

つまり本当の意味で自由になれる。


神0:「特別な力なんか無くったってなんのしがらみもなく自由に生きれた方が楽し

   いだろうなぁ。うん。俺、神やめるわ。」


神たち:「「「「「「「「そんな簡単に辞めれるか!」」」」」」」」


三度始まったリンチ大会。

これが神域の日常である。

そして今日も平和に一日が終わる。


異世界転生が流行ったことにより、消滅の危機に陥る。

いわれなき中傷を受けつつも神たちの日常は変わることはない。

人の子を見守り続ける。

それは数千、数億年前から始まった神たちの日常。

もしかしたら近いうちに神たちは滅んでしまうかもしれない。

だが、それがわかっていたとしても神たちの日常は変わることはない。

彼らは最期の最期まで人の子を見守っている。

それが彼らの仕事でもあり、使命でもあるから、、、、。


今日も神たちに見守られ、人々は生活をする。

神の存在など信じようとも信じまいとも関係ない。

そこに居ると思えば神はそこに居るのだ。








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

神様の本音 銀髪ウルフ   @loupdargent

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ