著者シャーロット・ブロンテ、エミリ・ブロンテの実像に迫るエッセイ。大変に読みやすく一家を取り囲む閉鎖的な世界が手に取るように理解できます。住んでいた環境もあり、他人に馴染めず自分の世界を作り上げていく様子にあれだけの名作を生み出すパワーがあったのだと納得。惜しむらくは作家として持て囃されるには姉妹兄弟達が短命であり社交が苦手だった事か。