失礼致します。
以前読んだ「嵐が丘」「ジェーン・エア」のタイトルに釣られて拝見致しました。
読みやすい文体でブロンテ一家の実像が鮮明となりました。とても尋常ではない一家の有様でしたが道理であんな大作を書けるハズ。
家庭教師に奮闘するシャーロットを想像するとジェーン・エアでのシーンが彷彿と浮かんできます。
私的にはジェーン・エアが分かりやすくすっきりしていてお気に入りなのですが、このエッセイを読むにつけ嵐が丘の展開のスピード感やどんでん返しに迫力があったと思い返しました。次女エミリこそが自分の世界でのみ物語を作り上げていたのがよく分かります。リントン・ヒースクリフむかつくww
アン・ブロンテは読んだことないww全集でも手に入れないとないか?
学ばせて&楽しませて頂きました。
作者からの返信
お読み下さいましてありがとうございます……!
シャーロットは「教授」という作品も書いています。留学先のブリュッセルの学校でシャーロットは学校経営者であり既婚者の教師に実らぬ恋を抱くのですが、この恩師が「教授」であり、「ジェーン・エア」のロチェスター氏のモデルです。
幼いジェーンが送り込まれる寄宿学校も、シャーロットの実体験が反映されています。彼女の上にいた姉二人はその寄宿学校の刑務所なみの厳しい環境がたたって11歳と10歳で死にます。
作中のヘレンはほぼ長女マリアのことです。ちょうど姉妹の早熟な才能と末子アンの優しさを併せ持った感じですよね。
アン以外は全員変人の一家なので、強個性のきょうだいの間に立って一番心をすり減らしたのはアンかもしれません。
「嵐が丘」は当時の人たちをドン引きさせたでしょうね~。
映画はキャシーが死ぬまでで終わることが多いんですが、ごたごたした展開の欠点以外にも、子供たちが同じ名なので後半は扱いにくいのかもしれません。
子どもたちの物語はちょっと意外な展開になりますよね。
レビューも入れていただき、まことにありがとうございました♡
企画へのご参加ありがとうございます!
名前と作品名は知っていましたが、映画すら見ていない、正確には少し見てnot for meだと思った私には新鮮な知識ばかりでした。
兄弟姉妹の個性は激しく衝突したのでしょうね、現代でも確執エピソードに事欠きませんが、昔は救う手立ても情報もなかったのだろうなぁ。
三題噺のお題が違和感なく取り込んでいただいたこと、またブロンテ姉妹について勉強させていただいたことに感謝です(^_^)
作者からの返信
三題噺にかこつけて便乗的に企画へ飛び入り参加させてもらいました……!
名は知っているけど読んだことはない、よくあるそんな古典小説のうちの1つかも知れませんね。
「ジェーン・エア」は原作の方がよいです。奇跡的なところなど現代では古臭く想える箇所もありますが、シャーロットの卓越した文章力が味わえます。
「嵐が丘」は映画や舞台の方がよいです。原作は時系列と人名がごちゃごちゃしていて分かりにくいのです。嵐が丘は英国小説なのになぜかフランス人に好まれるようで、仏監督が仏俳優を使って映画化してたりします。
「ブロンテ姉妹」については研究書がたくさん出ています。ごっそり割愛しましたが、父パトリックからして変人なんです。痛い系の芸術家が家の中に大勢いるみたいな一家と想っていただければ当たらずとも遠からずではないかと。きょうだいが作っていた豆本を見ると、狂気を覚えてちょっとゾクッとしますよ。
ジェーン・エアも嵐が丘も有名なのにまだ読んだこと無いんです
ブロンテ姉妹の人生も興味深いですね
作者からの返信
眼を通して下さってありがとうございます。
タイトルは知っているけど読んだことがない作品の一つですよね~。どちらも何度も映画化しているのですが、内容はかなり省略されています。
姉妹の生涯のほうも小説なみにドラマチックなのです。こちらもよく映画になってます。機会があればご覧になってみて下さい。