涼しい噺

皆さん、こんにちは。

稲荷です。

まだまだ暑い日が続きますが、お身体には気をつけてください。

さて、今回はこんなお話は如何ですか?

私の名前は舞、アルバイトで生活する社会人だ。

8月も中程に差し掛かってとにかく暑い。

今日の夜は次の日が休みということで友人の佳奈と沙智と佳奈の家で過ごす事になった。

3人は甘いお酒を飲み、ほろ酔い加減で突然沙智が怪談話を始める。

どこにでもあるような怪談話に私も佳奈もつまらないものの耳を傾けていた。

すると、エアコンも動いてなく、窓が閉まっているのに涼しい風が私に当たる。

「ひっ!」

「どうした?」

佳奈は驚く。

さっきまでと気温と違って居心地のよい涼しさが部屋内を充満する。

「何か涼しくない?」

佳奈も感じていた。

怪談話ってさ、時折人を涼しくさせるんだって……。

沙智はそう話を締めたのだ。

「フフッ、皆さんも暑いと感じたら是非怪談話をオススメしめすよ」

稲荷は微笑む。

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