自主企画に参加していただきありがとうございます。
最初の文章に書かれてあった太宰治という言葉から物語を読み進めていくと「生まれてきてすみません」という有名な言葉が頭に浮かびました。
タイトルは「銀河鉄道」と書かれてありますが、最後の場面など太宰治とその妻が川へ飛び込んだという話も思い出し、個人的にですが、もう一つの人間失格のような作品に感じられました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
冒頭の主人公のように、「人間失格」を読み返した時期に書いた小説なので、かなり影響されてると思います。
内に秘めていた思いの告白を、フィクションの物語として表現した作品ですので、まさに「人間失格」と同じような作品になったのだと思います。
二人なら大丈夫、どこまでもいける、ひとつひとつの言葉に悲壮感が漂っていて、なんとも悲しい。二人にはそれしかもう手段が残されていなかった、それほどまでに追い詰められていたのでしょうね。
タイトルの銀河鉄道から連想したのですが、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」にリンク、対比している部分(カムパネルラは他者のため、作中の彼らは自分自身のために……?)も見受けられ(あくまで私の考察です汗間違っていたらすみません……)興味深かったです。
素晴らしいバッドエンドでした。
作者からの返信
仰る通り、銀河鉄道の夜を意識しています。海に飛び込むラストもそこから来ています(カムパネルラは川ですが)。ただ、他者のためか、自分のためかという対比は意識していませんでしたが、言われてみるとその考えは非常に面白いです。
元々対比のつもりだったということにしようと思います()
企画へのご参加ありがとうございます!
前編の雰囲気、表現、ペース、メチャクチャ好きですね。
後編を読んで、斎藤と遠藤さんの関係性がもっと知りたくなりました!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
前半が好きと言っていただけて嬉しいです。これを書いた当時の自分が報われたような気がします。関係性をもっと知りたいと言って下さり、そこを深く掘り下げて書き直してみようと思いました。