2023/11/29 年賀状は卒業
もうすぐ年末ですので、ニュースなどでちらほらと年賀状の話を耳にしますね。
今年は会社に複数社から年賀状を取りやめる旨のハガキが届いています。
文面を読むとSDGsや環境の配慮して辞めますと書いてあります。
わが社でも通常業務内でも、なるべくペーパレスにする取り組みをしていますし、儀礼的な年賀はがきのやりとりなら確かに省略したほうがいいだろうなとも思います。
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かくいう私も、昨年で年賀状終いをしました。
毎年、10人ほどにしか出してはいなかったのですが、もともと私が元日に届くように出しても、半分くらいは元日には届かない人ばかりだったんですよね。(苦笑
たぶん、私が書いたものを見て、あわてて返信してるか、仕方なくて返信してるかそんなところだと思います。
もしかしたら迷惑かも……と、うすうす感じていたのですが、まあ年賀状が途絶えたらそれっきりこれっきりになりそうな人も多かったので、縁が切れてしまうのも寂しいかなと思って、惰性ではありますが年賀状を出し続けていました。
それがコロナ禍になって、改めて考えたら毎年『会いたいね』『今年は会おうね』なんて書いていた自分の言葉も、しらじらしい気がしてきました。
実際、コロナ禍の数年前からその年賀状のメンバーとは会えていませんし……。
いつのまにか、本心だった年賀状のメッセージも、ただ儀礼的なものに変わってしまっていることに気が付きました。
私は、いい歳ですが実家暮らしで独身で、派遣社員の身の上です。
新年早々、家族写真の年賀状をいただくのも格差を感じて、結構つらいところでもありました。
しかも、元日に届かない年賀状は私が思うほど、相手が私のことを気にかけていないことのあらわれの様に見えて、モヤモヤもしていました。
ここ数年、そういう一年の始まりだったので、よくないな……と思っていて悩んだ末に、思い切って2023年の年賀状で「デジタル化が進んだので年賀状は卒業します。御用の際はメールでどうぞ」と、『年賀状卒業』宣言をしました。
よく考えれば、連絡を取る気になればいくらでもメールや電話でやりとりできますし、若い世代は年賀状などやり取りしないとも聞きます。
だから、それに合わせたと言えば言い訳になるかな? と。
なので、来年のお正月にはもう年賀状は来ません。
ちょっと寂しい気もしますが、正直なんだか肩の荷が下りたような清々しい気持ちの方が大きかったりします。
子供の頃は、毎年、手書きイラストを描いて年賀状を送っていて、それを喜んでくれた友達もいますので年賀状の楽しい思い出もたくさんあります。
けれど、連絡手段は紙媒体からメールに移り、友達だった人もライフステージが変われば、すれ違っていきます。
時の流れで色々なことが変わっていくのは仕方のないことです。
その時その時で、自分が気持ちよく過ごせるように身の回りを整えて行くことも大切だなと思います。
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