2023/10/27 煙のにおい

 日に日に寒くなって、朝の気温が10度を切ってくると、室内が20度あっても肌寒く感じますね。

 朝晩、暖房をつけるようになりました。


 私は東北人ですが、寒いのは苦手なのでそろそろ温かい装備が必要です。

 上着やストールは必須として、今朝は裏起毛の肌着に80デニールのタイツを装着。

 80デニールというと、ストッキングを三枚重ねしたくらいの厚さです。

(デニールは糸の太さの単位のことですが、タイツの厚さの表示としてこの時期目にします)

 それでも今日は足下が寒くて、まだ11月にも入ってないけど、薄手のダウンも着ようか考え中です。


   *


 通勤路の家々も寒さを感じているのか、一軒煙突のついた家があるのですが、そこから少し焦げくさいにおいがします。

 たぶん、暖炉や薪ストーブを使っているのでしょう。

 その匂いをかぐと、どこか懐かしい気持ちになります。


 木の焦げる匂いに郷愁を感じるのは、なぜなんでしょうね。

 キャンプとか、焼き芋なんかを思い出すのかもしれません。


 そういえば、子供の頃、ド田舎の祖父の家では今風のおしゃれなストーブではなく、使い込んだちょっと不格好でよごれたブリキのストーブを使っていました。

 泊まりに行くと、雪深い田舎の広い家なので、どこもかしこも寒くて震えてましたが、そのストーブと練炭の掘りごたつだけはやけどしそうなほど熱かったのを不意に思い出しました。


 ただ、最近では薪ストーブの煙の匂いが洗濯物についたりし、近隣トラブルになった例も聞きます。

 あまり街中や近隣住宅が近いところは、設置はよく考えた方がいいですね。

(祖父の家のようにド田舎だと大丈夫ですが)



 帰路にほんのり香る煙りの匂いと、カサカサと鳴る落ち葉の音に秋の深まりを感じました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る