第8話

 それでも目を覚まさない海、いや・・・ 覚めてるが知らないフリをしているのか?頭の中では色々と考えが飛び交っていた。

 僕の鼓動が激しくなり、もう我慢の限界に来ていた・・・ 海の肩に顔をあずける形で手をゆっくりと股間の方へと滑らせていった。

 指に膨らみの感触が当たりもの凄くドキドキした。

 普通の時に冗談でナニを掴んだりしてじゃれて遊んだりはした事があったが、その時とは全く違う感覚だった。

 指が触れた瞬間・・・ 無意識に手がビクッとしたのを覚えている、緊張と興奮と高揚感でそうなったのだろう。

 更に手を滑らせ、てのひらで包み込むように触れた、スウェットの上からだったが掌に温かさを感じて興奮した。

 僕は、興奮冷めやらぬまま暫くそのまま包み込んで、掌にあたる感触を噛み締めていた。

 すると・・・ 掌の中でムクムクっと大きくなってくるのを感じた。

「ヤバい! 海は起きてるのか?」と思いながらも、僕の興奮と好奇心は止まらなかった。

 軽く揉んでみたら・・・ 段々と力強く大きくなってきた、完全に勃起反応をしている。

 もう、僕の理性はなくっていた。

 完全に勃起しているであろうモノを、優しく触り続けているとピクッピクッと動くのがわかる。

 さすがに海も気づいているかも・・・と、そっと顔を覗き込むが普通に熟睡しているみたいだった。


 男が反応するのには触ったりするの二種類がある。

 刺激的反応は、寝てる時などでも勃起するので、海の反応はどうやらその反応だと思われる。


 熱くて硬くなったモノを優しく触っていると「直に触りたい」と思うようになり、心の中で「ダメだ・・・ それはやり過ぎだろ! バレる、止めておけ」といった気持ちと「こんなチャンスはそうそうない! 起きない、大丈夫だ」と葛藤している。

 もし、今している事がバレたら友達ですらいられなくなると、頭の中では理解しているのだが・・・。

 僕は完全に理性がぶっ飛んでいた。

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