第29話
「美月くんは内がモデル辞める分、働いてもらうから」
「は、はい!頑張ります」
「あとー準也の面倒見てよね?」
なんだか社長に期待されてしまった。そんなことできるんだろうか?
それから、雪の撮影終わって、沖縄へと旅立った。餅月には言わなかったけど、たぶん知らされるかな。
「へー君が美月くんかぁー」
「よ、よろしくお願いします」
本物の、モデルjyunyaだぁ!かっこいい!
「ねぇねぇ、さおり元気そうかな?」
「え、はい。白河さんは元気です」
普通に会話してる。不思議だ。
「美月くんって、怖い雪さんが嫁なの?なんで?殴られたいから?」
「違います!」
は、初対面なのに。怒ってしまった…だめだー
「美月くんって顔かわいいねぇ〜!なんか、三つ編みとかいいかもー」
全くさっきのこと気にしてない様子に安心したけど、髪の毛を触ってくる。
「いや、そんなの、恥ずかしいので…」
「へ〜やってみたいのになぁ」
さらにじろじろ顔を見られる。緊張するー
「うん、美月くんはかわいい!女の子にもなれちゃいそーだよね?」
悪口言われた…でも頑張らなくちゃ!
「そう…かも、しれません」
「ねーお腹すいたね」
「え、撮影は…」
「ご飯買いに行こうかな」
「あ、俺行きますから!」
この日から準也さんのパシリのようになったけど、スタイリストにもなれた。雪のおかげ。
「はー、今日も雑用に走ってばっかだったー」
「チャンプルー食え」
疲れて帰っても雪がいる!これから、沖縄での仕事をもりもり頑張るぞー
と思ってたけど、案の定熱が出た。
うー、軟弱すぎ!
雪と過ごす毎日 えいみ @fukuharaeimi
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