雪と白河さん

第18話

「はーい」


ドアを開けると…


「え、あれ?美月くん?」


白河しらかわさん?」


ここは雪のアパートだよ?なんで、白河さん?


「雪さん…の家だよね?」


「はい、間違いなく。…雪ー白河さん来てるよー」


「あ、さおちゃん」


雪は白河さんに非常に気さく。


「…美月くん?ところで、なんでいるの?」


「あ、さおちゃん知らなかった?付き合ってるの」


雪に頭をぽんぽんとされた。


「えー!?美月くん私よりも年下なのに、雪さん…すご!」


「まぁ、さおちゃん上がってよ」


雪とは仲良いのは知ってたけど、家も来るのか。


「雪さん、美月くんかわいいですね。子供みたい」


白河さんはわくわくした様子で話す。


「まぁそうかもね」


「えー雪ひどい」


「目がでかいよね?肌も綺麗で、女の子じゃん?」


「さおちゃんいじめないの。雄輔は、嫌なんだって」


「うーそー。かわいくていい顔だけど」


「あ、ありがとうございます」


「で、さおちゃんわざわざどうしたの」


「この間、準也じゅんやが来たんです…なんか、いっつも楽しそうで、私は最近撮影楽しくないなーって」


弟さんかな?


「さおちゃんにはモデル続けて欲しい。かわいいもん。あいつも喜んでるんでしょ?」


「まー、そうですけど…。それで、雪さん、姉から聞いたんですけど、ゴーヤ農家手伝いたいんですか?」


「まー、そろそろね?」

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