第17話
「雄輔、ご飯」
「あ、雪!…え、作ってくれたの?」
休憩室に雪!?珍しー!ドアからひょっこり顔出す雪、かわいい。
「いらないなら私食べるよ」
いじわる言い出したから、すぐ雪のもとへ。
「いる。雪は?」
「今から仕事」
「ねぇ、雪さん。美月くんと付き合ってるんですか?」
田中さん、なんてあっさり質問するんだ。すげー
「そうですけど?じゃ、私着替えるから。雄輔、撮影遅れないでね」
「うーん。わかった」
すぐ行っちゃった。
「雪さん、スマートね。かっけー」
「そうですね。さてーいただきまーす。あ、田中さんは誰かと付き合わないんですか?」
「いーのよ私は」
やたらなげやり。
「萩原さんとかはカメラマンだし、給料よさそうですけど」
「ふん、あんなのやだよ。ブサイクじゃん?」
あんなの呼ばわりされてます、萩原さん。
「あ、イケメンならいいんですね!あー旭川さんは無理でしたね」
「こら美月くん、ご飯早く食べないと!」
「なんか田中さん、お母さんみたい」
「はー?老けてるって?」
「いえ?」
無駄に怒られてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。