第九淫偽りの聖戦を始めようか


「俺は日本を救済する!それが私と彼のかつての友好関係の証明にもなる」


米国の前々大統領が演説をしていた。


名前はキング・ブラッドショーだ。


「奴隷の悪魔というのもいる、それを倒す!小児性愛者達を一網打尽にしよう!」


そんな定番化した台詞も実際に言えた。


「私は常に正義で謙虚なクリスチャンだ、前の政府も今の政府も俺に対して魔女狩りをしようとしている!」


一人のFBIの男性はその集会に紛れていた、彼は、霊能力を捜査に使う事ができる、相手のオーラというのを見ることが出来る。


天使が本当にいたが、それはキング・ブラッドショーが呼び寄せた天使だろう。


その集会に粉雪のような白い物が降り注ぐ、それは、麻薬、天使の粉末エンジェルダストだ。


そして、その天使は鎖を両手に束ねていた、その先には首輪があり、集会にいた大半の人間を支配、操作しようとしていたのだ。


光輝く物を配給する亜天使エンジェルオブキュケオーンと言える。


キュケオーン「かき混ぜる、混ぜ合わせる」を意味する κυκάω に由来)は、様々に表現される古代ギリシアの飲み物である。長音を省略してキュケオンとも表記される。ある時は水、大麦、自然の素材を主な材料とし、またある時はワインと粉チーズを材料とする。エレウシースの秘儀で使われていたように、キュケオーンは一般的に向精神的な調合の醸造酒を指すと広く考えられている。キュケオーンはエレウシースの秘儀の最中に断食を破るために供されたが、ギリシアの農民のお気に入りの飲み物としても言及されている。キュケオーンには消化作用があるとされ、アリストパネースの『平和』 では、ヘルメースがドライフルーツとナッツを食べ過ぎた主人公にキュケオーンを勧める。貴族はキュケオーンを農民の飲み物だとして敬遠した。テオプラストスは『人さまざま』(第4章2〜3行)において、キュケオーンで酔って民会に行く農民を描いている。エレウシースの秘儀の最中、どのようにしてこんなにも多くの人々が2千年間にも渡り一貫して啓示的な状態を体験することができたのかという謎を解明する試みでは、エレウシースのキュケオーンで使用される大麦が麦角菌に寄生されており、その菌類の幻覚作用がエレウシースの参加者が仄めかす強烈な体験を引き起こしていたと結論付けている。キュケオーンの向精神作用の可能性の詳細については、キュケオンの作用に関する議論を参照しよう。


彼はガスマスクはしていない、ペストマスクもしていない、なので、粉雪を鼻から吸っていく、ラリる、首輪が飛んできて、首にはまる、彼は自分がキング・ブラッドショーが好きだといつの間にか錯覚していた。



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