リベレイションズ

第八淫それは悪心のための物

この世紀末の少し前、健康、不老長寿の霊水として鬼多山村（きたやまむら）の天然水が有名になる。

水にありがとうと言うより手間隙がないので、あっという間に大変な事になった。

後に分かった事だが、その川の水には寄生虫（きせいちゅう）、寄生された対象を淫らにしてしまう虫、もしくは蟲姦などに用いられる虫の総称淫虫（いんちゅう）というのが実際にいた。

トキソプラズマ、現実に存在する、寄生された対象の性格などを積極的なものに変えて、性的魅力を高めるという研究報告がある寄生虫、特に豚肉を生または調理不十分なまま食べることで感染するケースが多い、治療

寄生虫を殺す薬を投与する、肉、特に豚肉は十分に加熱してから食べる、土や動物を触った後は念入りに手を洗う、川や沼の水は絶対に生では飲まない、どうしても飲みたければ十分沸かしてから飲むといい。

寄生虫の宿主への干渉、トキソプラズマが脳に寄生すると宿主の行動を変えることが知られている、ハイイロオオカミは、リーダーになるか群れから離れる割合が高い、ブチハイエナは、ライオンが近寄っても逃げなくなり約4倍ライオンに殺されやすい、マウスは、ネコの尿に警戒感を示さず食べられやすくなる。人に感染した場合、男性は危険行動や違反行動などを起こし、女性に感染すると社交的になるとも変わらないともされる。理不尽な罵声を浴びせたり破壊的攻撃的な行動をとる間欠性爆発性障害との関連も指摘されている。そのほか、うつ様症状、自傷・自殺などとの関与も指摘されている。

それを魔を解放する魔解虫（まかいちゅう）と呼んだのがかつての鬼多山村（きたやまむら）の住人だ。

それは性欲解放虫とも言われていた。

「馬鹿げてる」

童貞はその水をまだ飲んだ事がない。

そして、その魔解虫を魔改造したのが陸軍石井部隊よりも禁断の組織とされる夜道（やどう）部隊と呼ばれる集団であった。

それが作られたのは大正時代である。

そして、その記録はGHQより焚書される段階にすら上がらなかったのであった。

夜道部隊は一般の住居に無音の結界というのを張り、外部に中での出来事を音漏れさせないという裏の呪術に通じていたのである。

童貞はそのダークウェブの闇サイトの情報を見ると、女神転生if‥のパラサイトを思い出す、オーカス、ローマ神話の死神オルクスが零落した姿といわれる邪神。または女神転生シリーズに登場する悪魔、古代ギリシャの正義に含まれる概念のひとつとして、偽りの誓いを行った者に対する呪いを表している。

ヘシオドスの説によると、争いと不和の女神エリスの息子であり、さまざまな苦難を人々にもたらす兄弟神の一柱であるとしている。それについて奇想された。