第8話「今度こそばれた」
前回のあらすじ
龍陽は垣見(龍郎)にボイスレコーダを見せる
垣見「盗聴してたんですか?」
「この犯罪者!」
龍陽「なんとでもいうがいい」
「この国では盗聴は犯罪にはならんからな」
垣見「そうなんですか」
龍陽「今更しらを切ったって無駄だぞ」
「さぁ白状するんだ!」
垣見「さぁ何のことやら」
龍陽「ボイスレコーダーを再生しなければどんなに説得しても無駄か?」
龍陽は再生した
すると前回の内容がそのまま再生された
龍陽「これでも言い逃れできるか!」
垣見「それ私の声じゃないし」
龍陽「しかし当時あの部屋にいたのは君だけだ!」
「よってこの声は君の声になる!」
垣見「亡霊じゃないですか?」
「自分が死んだことに気づいていない龍郎様の亡霊ですよきっと」
龍陽「そんなわけないだろ!」
「いい加減にしろ!」
垣見「だって本当のことですもん!」
龍陽「えっ…」
「じゃあ本当に…?」
垣見「そうですよ」
「というわけですので」
龍陽「だとしたら怖くないのか?」
垣見「怖くはないですね」
「こういうのは慣れっこなんで」
龍陽「そうか…」
「ならいいが」
こうして垣見はごまかすことに成功した
垣見「助かったー」
「ばれるかと思った」
「ばれたらまずいからね」
「ばれるわけにはいかないのです!」
「ばれたら本当にまずいから」
「ばれる=本当の死」
「そうならないように気をつけなきゃ…」
龍陽「別にばれても問題ないではないか」
「な、龍郎」
垣見「いつの間に!」
龍陽「さっきからいたぞ」
垣見「畜生!」
「こうなったら!」
「最後の手段!」
垣見は宮殿を飛び出した
龍陽「待て!」
龍陽は後を追いかけた
続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます